偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

乾電池150本というと3〜4kgくらいですか?

友人から教えてもらったネタなんですが、ナショナルが東工大と組んでオキシライド乾電池で飛行機を飛ばすプロジェクトをやっているそうで。

「オキシライド乾電池で有人飛行機を飛ばそう!」


リンク先のページに計画で使われる機体の図面があるんですが、なんというか設計がまるっきり人力飛行機
鳥人間コンテストに混じって出てても遠目には判らないんじゃないですかあれ。


まぁ、協力が東工大Meister人力飛行機部門だという時点でこうなる事は必然とも言えますけど。
いくら彼らが日本の学生人力飛行機チームの中では1,2を争う(というか勝てるのは日大くらいじゃないかと)実力の持ち主とは言え、手馴れた人力飛行機タイプ以外の飛行機を設計・製作するのは骨が折れるでしょうし。
乾電池で動くモーターのような低出力エンジンで飛行機を飛ばそうとした場合、同じく低出力エンジンである人間が飛ばす人力飛行機と似通った形状になるのはある意味必然でしょう。
逆に言えば既に人間がエンジンで飛ばす事に成功している分「手堅い設計」でもあるわけです。


が、心配なのは乗っている人が完全なデッドウェイトになってしまうので、トータルの機体重量がかなり重くなりそうなこと。
人力飛行機の場合は100g単位での軽量化を競う世界ですが、こいつの場合は飛ぶのになんの役に立たない50〜60Kgの物体(=パイロット)が載っているなんてのは大きなマイナス。


乾電池のパワーと設計努力で何とかなると良いんですけど。
むしろ、パイロットは操縦さえ出来ればいいのだから体重の軽い女性や子供にするのもありかもしれません、と思ったらパイロットは成人と明記されてました。厳しいですね。




あと、どうでもいい話ですが本来の活動と平行してこんな事できるなんてMeister余裕あるなと思いサイトで人数見てみたら一学年の人数で俺の所属する人力飛行機サークルのフルメンバーくらい居ました。
そりゃ勝てないや。