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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

萌えよ!戦車学校 02式

4871497690萌えよ!戦車学校 02式
田村 尚也 野上 武志
イカロス出版 2006-04-13

by G-Tools

戦車の細かいスペックは後回しでいいわ!
面白いのはその運用!
そして戦車を使った人たちが繰り広げた人間ドラマ!
本書は───
戦車を通じて見えてくる各国の違いを、わかりやすーく説明するためのガイドブックなのよっ!
(P16〜17より)

前作「萌えよ!戦車学校」「機械システムとしての戦車」と言う観点から見た解説と各国有名戦車のスペック紹介だったのに対し、こちらはその運用に重きを置いています。
実は見た目に反してかなりしっかりとした(WW2時のみとはいえ)各国の戦車戦術の解説書ですね。


兵器というのはけしてそれ単体で完結しているわけではなく、それを使う軍隊(ひいてはその軍隊の属する国家)の運用思想や工業力、国家戦略に従って開発され運用されるわけでそういった面を抜きにして論じるのは片手落ちもいいところ。
「戦車って格好良いなぁ」程度のレベルの人達にそういった観点を植え付け、果てしない軍ヲタ冥府魔道に引きずり込むにはこれほどもってこいな本はないですよ。

俺自身も前作で扱われていたような機械としての戦車についての薀蓄や各国有名戦車のスペック程度なら知っていましたけど、個別の運用思想や部隊編成などについては知らない事が多かったので実に興味深く読めました。


また、普通のミリタリー系書籍に漫画を付け足しただけといった感じで本文と漫画の乖離が目立った前作とは違い解説部分にもイラストが入り、かつ解説文とイラストが完全に融合しているのもなかなか良かったですね。