偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

鳥人間コンテスト 30th ANNIVERSARY DVD-BOX

夕飯食べながらVol.01を鑑賞。ちなみに第1回〜第13回までが収録されてます。
第一回鳥人間コンテストの解説をかの木村秀正氏がやっているのを見てもう大興奮!!!
加えて最初の優勝機の設計は一式陸攻の主務設計者であった本庄季郎氏が行っているあたりに、1977年という時代を感じてしまいました。


それにしても初期の大会の様子を見ていると、そのただひたすら遠くを目指す熱気に圧倒されるばかり。
人力・滑空ともに距離を飛ぶための方法論がほぼ固まっている現在の鳥コンとは違い、試行錯誤を繰り返しながら全員が手探りで「良い飛行機」を作ろうとしている様は確かに今の鳥コンが失ってしまった何かを持っていると言っても過言ではありません。
ヤマハが人力プロペラで初の100m越えを達成した翌年にはまともに飛べる人力プロペラ機が複数出場していたりと、新技術を取り入れる事に対する貪欲さも大したものですよ。


毎回ごとに新機軸の機体が登場し大会記録が次々に塗り替えられていくこの頃は、確かに鳥コンの一つの黄金時代だったのでしょう。