読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

魔法少女はてなちゃんの憂鬱


*1

小学生の、六年生の時。家族の勧めでblog始めてみたのよはてなで。あたしはblogなんて興味なかったけど。始めてみて驚いた。見渡す限り人だらけなのよ。新着日記一覧に米粒みたいにユーザーがびっしり蠢いてるの。日本のネットユーザーが残らずこのサービスに集まっているんじゃないかと思った。でね、親父に聞いてみたのよ。ここにはいったいどれだけ人がいるんだって。プレスリリースによると40万人くらいだろうって親父は答えた。祭が終わって次のネタを探す間にも新しい人気エントリが溢れかえっていたわ。それを見て、あたしは愕然としたの。こんなにいっぱいのユーザーがいるように見えて、実はこんなのネット利用者全体で見ればほんの一部に過ぎないんだって。家に帰って電卓で計算してみたの。日本のネットユーザーが約5000万人ってのは情報の時間に習っていたから、それを40万で割ってみるとたった125分の1。あたしはまた愕然とした。あたしのblogなんてあの新着日記一覧のなかのたった一つでしかなくて、あれだけたくさんに思えたはてなダイアリーのユーザーの人たちも実は一つかみでしかないんだってね。それまであたしは自分がどこか特別な人間のように思ってた。家族とホームページ運営するのも楽しかったし、なにより自分のホームページの掲示板には世界のどこよりも面白い人間が集まっていると思っていたのよ。でも、そうじゃないんだって、そのとき気付いた。あたしが世界で一番楽しいと思っている自分のホームページでのコミュニケーションも、こんなのネットのどこででもありふれたものでしかないんだって。日本全国の全てのネット利用者から見たら普通の出来事でしかない。そう気付いたとき、あたしは急にあたしの周りの世界が色あせたみたいに感じた。夜、ネット巡回してblogを更新してから寝るのも、朝起きてメールと掲示板のチェックをするのも、どこにでもある、みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、途端に何もかもがつまらなくなった。そして、世の中にこれだけブロガーがいたら、その中にはちっとも普通じゃなくて面白い文章を書いている人もいるんだ、そうに違いないと思ったの。それがあたしの周りに居ないのは何故?小学校を卒業するまで、あたしはずっとそんなことを考えてた。考えてたら思いついたわ。面白いblogを待ってるくらいなら自分で書けばいいんだって。中学に入ったら、あたしは文体を変えてやろうと思った。待ってるだけの女じゃないことを世界に訴えようと思ったの。実際あたしなりにそうしたつもり。でも、結局はなにもなし。


そうやって、あたしはいつの間にか高校生になってた。少しは何かが変わるかと思ってた。


めも-自由に使って欲しいはてなちゃん画像を見ていたら突然ひらめいたので作った。

オチはこんな感じで。

(煩悩是道場 - 自由に使えるなおやおじさん素材♪より)

*1:台詞で例示している人たちに他意はありません。怒らないでね