偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

「逝っちゃってる系ヒロイン」愛好と童貞マインド

先日のエントリ「逝っちゃってる系ヒロイン分類マトリックス」がそれはもう大量のニュースサイトで紹介され、2万人近い訪問者があって驚いている今日この頃。*1


2004年にシンフォニック=レインファル様に衝撃を受けこの道に走って以来、いつかはこういう系統のキャラが流行る日が来ると信じてきた俺にすらここまでヒットするとは思いませんでしたよ。間違いなく追い風が吹いてます。
ひところの「ツンデレ」ブームが「つよきす」を生み出したように、来年当たり全ヒロインが何かしら逝っちゃってるエロゲ/ギャルゲが出てもおかしくないんじゃないかなこれ。


そんなことを考えつつネットをさまよっていて気になったのはこのエントリ。

非モテの童貞というのは莫迦なまでに夢見がちですから、恋愛というものに対して歪んだ崇高な理念を見ています。
 「見返り」というものを求める恋愛は、そんなものは偽物で、本物じゃないんだ、ってな感じに思っています。
 これだけ愛しているからこれだけ愛して欲しい。何かしてあげるから何をしてくれるのか? こんな「見返り」や「ギヴ&テイク」を潔癖に嫌ったりします。女は肉体を差し出すことにより、男からプレゼントを欲しがったり、車の送り迎えなどの労力を期待したり、そのような要求をもとなうような愛は本物ではない、などと考えます。


ある意味「見返り無しに好きになってくれる女の子」という人物造形の極致が上記の逝っちゃってる系ヒロインとも言えるので、なかなか考えさせます。
この手のキャラクターを愛好するヲタク達が増えると言うのは、それだけ現実世界の異性に背を向けていっていると言うことでもあり自分を含めてちょっと心配なところでもありますね。

*1:いくつか「マトリック」と間違っているところがあって吹いた ちゃんと文章読もうよ