偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

エロゲレビューサイト統計調査

レビューサイトレビュースレで紹介されていた「極寒レビューサイトの記録 (リンク先pdf注意)」 (via 一人懇親会 : バターサンド好き) のあまりの内容の濃さに仰天し感嘆する俺。


Erogramscape登録サイトを中心に900サイト巡回し、開設日時・執筆スタイル・閉鎖時期などのデータとそれらの相互関係を詳細に分析しています。
これら全てを人力で(それもたった一人で)成し遂げたというのだから本当に驚きです。

なお、停止・閉鎖したサイトについて、開設日からの平均存続期間は883日(2年半弱)であった。

1996年に3であったサイト数は毎年増加を続け、2003年には433にまで達した。
特に2000年までは毎年倍増程度のめざましい増加を見せている。
しかし2004年から減少に転じ、暫定であるが調査時点現在で2003年の約50%までその数字が落ち、数だけを見れば2000年頃の規模にまで縮小している。

2000年の現存している比率が23.45%と他の年に比べてなぜか高い。また、1997〜1999の現存している割合と2001〜2002年の割合にさほど違いがない。3〜4年続けばそれ以上に続く可能性はかなり高いといえるのかもしれない。

他にも現存するレビューサイトの総数は200弱である、といった貴重なデータが盛りだくさん。
調査に使った生データも公開されていたので見てみると、俺のサイトもしっかり含まれていました。


開設したのが2002年、ゲームレビューを本格的にコンテンツの一つとして取り上げるようになったのが2003年の夏なのでまさにレビューサイトが隆盛を極めた黄金期に俺はこの業界に参入したということになります。
その後3年ほど運営していくうちに、開設したころに見ていたレビューサイトの数々が閉鎖したりゲームレビューの更新を止めたりするところを数限りなく見てきて2002〜2003年あたりをピークにレビューサイトは衰退の一途をたどっているという印象がありましたが図らずもそれが今回の調査で裏付けられた形ですね。


あくまでも推測にしかなりませんが、各種blogサービスが世に広まるにつれわざわざWebサイトという形にせずとも遥かに簡単に情報を発信できるようになったのが原因なのかもしれません。
個人的にはここ2年くらいでエロゲ語りのサイトが減る一方で、ラノベ語りのそれが増えている気がするのですけど根拠も何もない印象論なのでなんとも。
俺の巡回範囲の偏りが原因だという可能性も大いにありますし。