読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

秒速5センチメートル

いつでも 探しているよ
どっかに 君の姿を
交差点でも 夢の中でも こんなとこにいるはずもないのに


山崎まさよしOne more time, One more chance

「秒速5センチメートル」見てきましたー


一言で表現すれば「昔の女をいつまでたっても忘れられない女々しい男の話」
あるいは「男の子は幾つになってもロマンチスト、女の子は幾つのころからかリアリスト」ってか。

全編に渡り主人公のモノローグで進むスタイルとあいまって「失恋ポエム」なんて評されていたのにも納得。
これまでの新海誠作品のようなSF的要素を一切廃し、恐ろしく身近で日常的な出来事のみを題材に選んだ物語はしかし逆の意味で一般向けではなくなっているような。
滅茶苦茶センチメンタルな主人公にどこまで感情移入できるか、それがこの映画を楽しめるかの鍵な気がします。あとは自分の人生経験と重ね合わせて観るというのもありか。



ちなみに映像美という点では申し分無し。
個人的には前作「雲の向こう、約束の場所」よりもさらに向上しているように思えます。

が、いかな新海誠といえども流体(波、煙、雲)は荷が重いんだなぁと第2話を見て思ったり。
第1話、第3話の冴え渡る都市描写に比べると第2話の自然風景の描写は少々落ちる気がしました。
とはいえ、基準となるレベルが高すぎるだけで一般アニメからすれば十分に美しい映像ですけど。


また主題歌「One more time, One more chance」の歌詞と内容のシンクロっぷりが素晴らしすぎ。
歌詞に合わせて映像を作っているのでしょうが、それにしてもラストの主題歌が流れ出してからのシーンの連続は比喩ではなく鳥肌が立ちましたよ。



あと、第1話(中学生時代)で携帯持ってないのに第2話(高校生時代)では普通にメール打ってるとか、第2話の時点では未だNASDAが存在する等々のネタからタイムラインを作ってみようかと思いましたが俺がやらずとも何回も見に行っているような熱心なファンがやるだろうから割愛。