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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

キスとDO-JIN! 〜王子様はカリスマ大手!?〜

感想

キスとDO‐JIN!―王子様はカリスマ大手!? (もえぎ文庫ピュアリー)

キスとDO‐JIN!―王子様はカリスマ大手!? (もえぎ文庫ピュアリー)

お嬢様の鈴木七海は、マンガ執筆に勤しむ同人少女。七海は初参加の同人誌即売会でトラブルに巻き込まれるが、その窮地を救ったのは超イケメンのカリスマ大手作家だった……! 
同人界の真実に鋭く切り込む!? 話題騒然★腐女子のシンデレラ・ストーリー。(Amazonのあらすじ抜粋)

本屋でタイトルとあらすじを見た瞬間爆笑し、いまこの瞬間これを買わなかったら俺は負けだろうという脳内の声に突き動かされるようにして購入。
この世のどこに「王子様」という単語と「カリスマ大手(同人)作家」という単語を組み合わせようという奴が居るだろうか、いや居ない。
凄い発想力だと思います。


完璧に女の子向け(それもティーンズくらい)の作品なのですっかり汚れちまった俺には乙女な部分は読んでて気恥ずかしいことこの上ないんですが、それだけで終わっていないことも確か。

「超イケメン(略」*1の人は男性向け(端的に言えばエロ)の作家さんなんですが、「男性作家なのに女性のフリ」とか、自サークルの「売り子さん」への「超(略」の対応なんかが妙に生々しいというかなんと言うか。

ドリーミーな部分と、こういった現実的な部分の絶妙な配分が素晴らしいのですよ。駆け出しの同人漫画書きとしての主人公の初々しさも中々好感が持てます。
心の中は男二人を見れば自動的に受け攻めを考えてしまうくらいガチの腐女子だけどな!!>主人公


そしていきなり1巻目からネタが転売屋とかチャレンジの度が過ぎるのもまた素敵。
「超(略」の人にはイベントのたびに毎回生肉を差し入れてくれるファンが居るという描写があるんですが、これは肉般若的展開への伏線なんですかね。


6月には2巻が出るそうなので調べてみたところ、

同人界の洗礼(?)を乗り越えサークル活動を開始させた七海。だが今度は同人脱税問題に巻き込まれて……!?
ワイルド系脱税大手にクールビューティー税務署員など新キャラも登場☆ 同人界の真実に鋭く切り込む、腐女子のシンデレラ・ストーリー第2弾!

転売屋の次は脱税ネタなんて恐れを知らなすぎだよ……  そして「ワイルド系脱税大手」という単語だけで俺はもう悶絶して死にそうだよ……

*1:表紙見れば判るとおり実は二人居るんだがその片割れ