偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

魔法少女リリカルなのはStrikerS 1〜9話

周りが盛り上がってるのについていけないのが我慢できなくなってきたので某所で9話まで一気に視聴。

A'sまではあくまでもアクセントにしか過ぎなかった軍隊ノリが、StrikerSではむしろそちらがメインになった感があって最初はだいぶ戸惑いました。


が、しばらく見てみればやはりこれも「リリカルなのは」の系譜に繋がる物語。
相変わらず「友情・努力・勝利」の3原則に彩られすぎた話です。

「不屈の心を抱いた勇者達の物語」であることは変わらないまでも、登場人物が増えた分パターンが色々増えていますね。
そして拳(魔法)で語り合って生まれる友情に満ちていたA'sまでとは異なり、今回はコンビの絆、仲間とのチームワークのほうを重視している感が。

現時点では少々掘り下げの足りないように思える人たちもいますが、今回は2クールなので後半分以上あるってことで心配ないかな。



そして上のような普通の意味で楽しむのはもちろんのこと、今回は違う意味でも存分に楽しんでいる俺。

きっかけはそう、2話でのはやてが夢を語るシーンでした。

「私、やっぱ自分の部隊を持ちたいんよ」
「なんにつけミッドチルダ地上の管理局部隊は行動が遅すぎる」「後手に回っての承認ばっかりの動きじゃあかんし……」
「少数精鋭のエキスパート部隊、それで成果を挙げてったら……上のほうも少しは変わるかもしれん」
(@八神はやて一等陸尉(のち二佐)

最初に観た時は正義感に溢れたいい子だなぁくらいにしか思わなかったんですが、よく考えたらこれって軍上層部のやり方が気に食わない青年将校が言う台詞だよなぁ、と。
というか若手指揮官(候補生)の軍内での将来の夢が「自分の部隊=私兵を持ちたい」って。
一度そう考えてしまうと幼馴染3人が将来の夢を誓い合う微笑ましい例のシーンが、同期の青年将校どうしが軍改革のために密談を交わしているようにしか見えなくなってくる罠


一度そういうことを考え出すと、ありとあらゆる要素がそこにつながってきて困ること困ること。
統制派皇道派じゃないが、時空管理局内部が魔導師と魔法を使えない一般人で二つに割れてそうに思えて仕方ないんですが。
武装隊で魔導師の勢力が強いけど逆に軍政部門では一般人の勢力が強いとか。


はやてやキャロといったレア能力持ち魔導師が管理局内部の「一般人」からは便利な人間兵器みたいに扱われている(と邪推できないことも無いw)シーンや台詞などもありますし、

「魔導師キャリア組の出世は速えなぁ」
「魔導師の階級なんて、ただの飾りですよ。中央や本局に行ったら一般士官からも小娘扱いです」

なんて台詞を聞いたらもう妄想が止まらないよ!!