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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

ガンパレードマーチ 山口防衛戦(1)〜(2)

感想

ガンパレード・マーチ 山口防衛戦 (電撃文庫)

ガンパレード・マーチ 山口防衛戦 (電撃文庫)


ガンパレード・マーチ 山口防衛戦〈2〉 (電撃文庫)

ガンパレード・マーチ 山口防衛戦〈2〉 (電撃文庫)


何でこの内容で電撃文庫から出てるんだよ、というのが1巻を読み終わった瞬間思い浮かんだ言葉でした。
そして2巻の中盤頃にはそのあまりの「ガチ」っぷりに笑いすら。
「戦争もののラノベ」ではなく、完全に架空戦記です。新書版でどこぞの架空戦記出版社から出てても俺は驚きませんよ、これ。


そもそもゲーム版GPMのノベライズとしてのストーリーは電撃文庫版の前作「九州撤退戦」「もう一つの撤退戦」で終了しており、今回は言わば世界設定とキャラクターを用いた榊涼介のオリジナル作品。

ゲーム版というある種完成された作品から離れた時、きちんと話を構築できるのかというのがこういう場合に心配なところですが全く問題なし。
むしろゲーム版という制約から解き放たれた事により、遙かな高みへと飛翔しています。
ノベライズの時点から登場していた小説オリジナルのキャラクター達がオリジナル作品となったことで自由に動ける(動かせる)ようになり、物語に深みがかなり増しています。
むしろここまでオリジナルキャラクター達が活躍すると、ゲーム版の主人公である5121小隊の面々すら「戦場での群像劇」の一部といっていいかもしれません。


泥臭く小型幻獣と塹壕戦を繰り広げる戦車随伴歩兵の話が読めるだけでGPMファン(兼軍ヲタ)の俺はもう失禁して喜びますよ。
3巻も早く買ってこよう。