偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

「格好悪い人型機動兵器燃え」はもっと広まってもいいと思うんだ

RING of RED x アンインストール

↑が気に入りすぎてここ数日サブモニタで流しっぱなしの俺。

まず元映像の時点でCGのロボットと戦地の記録映像の組み合わせであり、そこにさらに別の曲をかぶせるという時点で酷いことになりそうなものですが結果として不思議に調和の取れたものになってます。
どうしてこれがそれほど再生されていないのか不思議でなりません。あ、プレビュー画像がスターリンだからか。


元の機体デザインからして「格好いい」というのとはかけ離れているのですが、現実の戦場の映像と組み合わせることによりまさに泥臭い「兵器」としての人型機動兵器を見事に表現したムービーなのではないかと。
サビに入ってからの随伴歩兵を従えてゆっくり歩いてる姿が最高すぎます。


やはり「兵器」として物語に登場させるからには、リアル戦車や何かと同じように強力さと裏返しの弱点や運用の難しさを持っていたほうが最高に萌えると思う俺は異端ですかそうですか。
完全無敵の万能メカよりは弱点を併せ持った存在として描写したほうが深みが出ると思うのですけれど。

……が、そもそもそういった発想が軍ヲタ特有のものだという気がしないでもない。
アル戦車の故障っぷりなんて普通の人は知りませんからね。


それでも、それでも俺は重くて橋を踏み抜いてしまうとか、一日歩いたら3割の機体は脚が故障するとかそういう人型機動兵器の「活躍」する話を俺は読みたいです。