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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

アルトネリコ2 世界に響く少女達の創造詩 - ルカエンド

感想 game

アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩

アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩

ちまちま進めて最終ダンジョンに入ったところで止まっていたんですが、年内にとりあえず一回は終わらせておこうという事で一気に進行。
瑠珈エンドでクリアしました。


平均レベルは60強、プレイ時間にしておよそ60時間。
特に寄り道やレベル上げはしませんでしたが、序盤はかなり戦闘に苦戦して進みが遅かったのでそのおかげでここまで時間がかかってしまったのだと思われます。


で、ひとまず終えての感想と言えば実に面白かった。


前作「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」(以下「前作」)はギャルゲとRPGの融合という意味でなら確かに成功していたのですが、逆にRPG単体として見るとグラフィック・演出の荒さ、戦闘バランスの悪さ、声優のアレっぷり*1等々の不満点が数多い作品でもありました。


が、「2」になって前作での不満点はほぼ全て解消。なおかつ元からの方向性は失われていない(むしろ悪ノリの部分は進化したとも言える)のは素晴らしいです。

前作を楽しめた人間は間違いなく気に入るはず。それくらい見事な「改良」が施されています。
とりあえず口で説明するより実物を見たほうが早いと思うのでオフィシャルサイトのプロモーションムービー(のYouTube転載)を貼ってみる。

以下詳細感想。
気がつけば物凄い長さのエントリになってました。どんだけアルトネリコ2が好きなんだ俺。

・音楽部分

アルトネリコの半分は歌、半分はヒロイン」と前作についての感想エントリで書きましたが、音楽部分の進化振りも凄まじいものがありました。

ラスボス戦の一連の流れだけで4曲(それも同一曲アレンジなどではなく全て違う曲)が流れたときはその豪華さに驚いたものですが、スタッフロールで数えてみると驚異のボーカル19曲。もう開いた口がふさがりません。
上記プロモーションムービー内だけで4曲使われているけどこれでも1/4に満たないんだぜ……?


そしてレーヴァテイル(ヒロイン)陣の声優が低めの声質の人たちになったので、前作で強烈に感じた声優と歌い手の声の違いに悩まされることも無くなりました。
ロリミシャがEXEC./PAJAを謳う前作のこのシーンなんて、シチュエーションも曲も素晴らしいのに台詞と歌声のギャップが雰囲気をぶち壊しているからなぁ。


・RPG部分

戦闘システムについても「前衛は後衛のヒロイン達が詩魔法を溜める時間を稼ぐためだけに存在する」なんて前作についての感想で書きましたが、「2」では敵の攻撃が全て後衛を狙うという素敵仕様のため前衛が身代りに攻撃を受け止めてやら無いと1ターンだって持ちません。
(後衛のヒロイン陣は防具を装備できないので無茶苦茶防御力が低いです)
身代りガードはボタン目押しで行い最適なタイミングからのズレでダメージ量が決まるのですが、敵の攻撃力がガードに成功することを前提に設定されているので戦闘中は一瞬たりとも気が抜けません。
特にボス戦などはガード失敗すると一撃で瀕死になったりしますし。


このようにリアルタイム性が増して緊張感が保たれるのと、詩魔法周りの画面演出が恐ろしく強化された(合体詩魔法を初めて見た時は笑うしかなかった)のもあいまって終盤になると戦闘がほとんど作業に堕していた前作の悪いところをほぼ払拭出来ているのは「改良」の中でも特筆されるべきことかと。



と、ここまでべた褒めしてきましたが、逆に難点を挙げるとすると序盤がかなり辛いことが挙げられます。
前衛2人+レーヴァテイル(ヒロイン)2人編成でないと戦闘システム上100%の力を発揮できないため、パーティー内にレーヴァテイルが1人しか居ない序盤が半端でなく辛いです。
前述の身代りガードシステムのため敵の攻撃が全てヒロインとペアを組んでいる前衛キャラに集中し、もう一人の前衛はあまりものになってしまいますからね。


また特定ヒロインがパーティーに居ないと利用できないコマンド・調合できないアイテム等がかなりあるのですが、中盤まではストーリーの都合で勝手にヒロインが離脱することがかなり多くストレスが溜まりました。
こればかりはシステムというより構成の問題だと思うので、ほぼ確実に存在するであろう次回作ではなんとかして欲しい所です。


・ギャルゲ部分

うって変わってギャルゲ的部分について述べればこちらも素晴らしい。

……単純に腹黒(邪悪)ヒロイン好きな俺の嗜好に、今回進んだルートのヒロインであるルカのキャラクターがはまり過ぎただけなのではないかという気もしますが。
それでも主人公-ヒロインの間の物語しかなく、それもだいぶベタだった前作に比べヒロイン同士の描写が増えているのは中々好印象でした。

まぁ一言で言わせてもらえば ルカ黒かわいいよルカ で全て片付きますけどね。
あと、AT2最高の萌えキャラはクロア君(主人公) 多分これは全てのプレイヤーの共通認識。


・総評

普通のRPGに「好感度」等のパラメーターを追加しただけのそこらのギャルゲRPGとは違い、ストーリーからシステム、キャラクターまで全てがそのために統合されているのは本当に凄いと思います。
この統合ぶりは前作からでしたが、「2」で更に進化を遂げました。ギャルゲ+RPGというスタイルのある種の到達点と言っても良いかもしれません。

……つまりはそういった部分が駄目だと全くこのゲームを楽しめないということになりますが。
そこさえクリアしてしまえば玄人好みだった前作と違い、「2」はかなり万人に薦められる作品に仕上がっている気がしますよ。



<関連エントリ>

*1:これはRPG関係ない気もします