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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

「アニメ声」を聴いていると、思い出されるのは彼女のこと

はじめて彼女の声を聴いたのは、学生時代の通学路。
犬の散歩をしながら愛犬の名前を呼ぶ、それ自体はありふれた行為だ。しかし俺の意識をひきつけたのは行為ではなく、その声自体だった。
甲高いというほどでもなく、しかし日常で耳にする女性の声からは外れた高い音域。滑らかながらも何かが日常会話と異なる滑舌。まるでアニメやゲームの中から出てきたかのようなその声は、自転車に乗り大学へと走る俺を無理して振り返らせるには十分だった。


そしてこれが、俺のアパートの近所に住むアニメ声の彼女との出会いだった。
外出するたびに犬の散歩をする彼女とすれ違い、その声と容姿のギャップに心をざわつかせる。
たまたま家の前を通りかかり、宅配便を受け取っているその声に知らず知らずのうちに耳を傾ける。


月日は経ちそれらが学生時代の思い出の一つとなりつつあるいま、女性声優の「アニメ声」を耳にして俺は思う。今頃彼女はどうしているのだろうかと。その天性の声を何かに生かせているのだろうかと。


……まあ、これが近所に住む声優志望の美少女とかだったらそれなんてエロゲという話ですが、種明かしをすると推定50〜60歳くらいのおばちゃんです。いや自分でも何を言っているのかよく判らなくなってきたけど真実なんだ。


毎日庭木の世話やら犬の散歩やらで活動的に動き回っているおばちゃんだったのですけど、見た目とギャップの有りすぎるあまりの萌え声に悶絶したことも数知れず。ほんとに自然にアニメ声なのですよ。それもロリ系、萌えゲー/アニメなら幼女キャラをくらいの。
俺に声優の知識がないので「誰々のような声」と指摘できないのが非常に悔しいのです。
天然であんな声なのならそれはそれで恐ろしい事だし、作ってあんな声を出しているのなら上手すぎ。更に声量もかなり大きいおばちゃんだったので、かなり遠くからでも聴こえてしまうんですよ。
上の記述ではまるで俺がストーカーしてるように思えますけどそんな事してないよ!知らず知らずのうちに耳に入ってくるんですって。


正直、いまあのおばちゃんがネット声優やってる/ニコ動で歌ってるとか言われても俺は信じる。というか彼女なら普通に素人ネット声優くらいなら出来ると俺は思ってる。