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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

電脳コイル(再放送) 全話視聴終了

行きなさい、優子/勇子!!
痛みを感じる方向に、出口がある!!


(サッチーに立ち向かう大黒市の子供たち)



半年遅れの再放送で見ていたこの「電脳コイル」、今日やっと最終回を観て全話終了。これは最高のSFジュブナイルですね。
そして初回放送時にも方々で話題になっているのを聞いて居ながら、5話あたりを観てそこで止めてしまった事をいまさら悔やんでいます。


俺はSFな作品を読む/観る時に、どうしても技術や世界設定といった面の枝葉末節ばかり気になってしまう悪いタイプの設定オタな人なので、初回放映を観た当時は只の小学生の日常アニメに便利アイテムとしての「電脳メガネ」を加えただけの作品に思えてイマイチ面白さが判りませんでした。

しかし再放送があるとのことで1話から再開し、初回放送時に観るのをやめてしまった直後(6〜7話くらい)に話が動き出してからはもう毎週土曜日が楽しみで楽しみで。
一見ただの小学生日常アニメのようで居て、実のところは非常に高度な技術がバックにあるであろう「電脳メガネ」が彼らにすら普及し何気なく使われている高度情報化社会を見事に描いています。それこそまさに子供の玩具のような彼らの「電脳メガネ」とそれによって得られる仮想現実の扱いは、逆に言うとそういったものが非常に身近になっていることの裏返しであるわけで。


友情と少しの仲違いと淡い恋心、いつの時代も変わらない思春期前の子供たちの織り成す人間模様と各種SFガジェットが非常に高いレベルで融合しています。更に最終的には仮想世界と現実世界の関わりと行った事まで「小学6年生の子供たちの物語」として違和感無くまとめていくのは実に素晴らしい。
終盤の伏線が次々と明かされていく下りも勿論好きですが、そういう意味で俺は13話「最後の首長竜」が一番好きなエピソードだったりします。仮想世界より現実世界の方が素晴らしい、だから仮想世界の事柄など捨て置いて現実を見よう、というありきたりなオチをつけない辺りも。

……というか13話観ながら気が付いたら素で泣いてたのは自分でもびっくりですよ。「これは泣ける!」なんて安易な褒め言葉は使いたくないのですけど事実なのだからしょうがない。



それにしても、「電脳コイル」の放映が終わったら来週から何を楽しみに週末を生きたらいいんだ……いや、俺にはまだ「マクロスF」がある!!