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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

17歳オタ女子高生と「スカイ・クロラ」観てきた

感想 映画

女子高生と言っても妹だけどな。



スカイ・クロラ

「彼女はとびきりのエースだったから 仲間達より少しだけ長く生きて
自分や他人の運命に鑑賞することを覚えたのよ」


「可哀想なんかじゃない! 同情なんかで、あいつを侮辱するな!」


「その銃であたしを撃って。 さもないと、あたし達、永遠にこのままだよ……」

スカイ・クロラ

というわけで、スカイ・クロラ観てきました。

オープンキャンパスに参加するために妹がこちら来るという報せを聞き、俺もちょうど買い物に出ようと思っていた所だったので誘って二人で鑑賞。もともと「攻殻機動隊2.0」を観た際、予告編の空戦シーン(特に空を覆う重爆編隊のシーン)に感銘を受け、これらのシーンのためだけでも観に行っても良いとすら思っていましたし。


感想としては、鑑賞直後にTwitterに呟きを色々と投げていたのでまずはそれを時系列順に転載。

スカイ・クロラ」を見終えての第一声:俺「冒頭の空戦シーンで脱出の瞬間きちんとプロペラをパージしているのが凄ぇ!」連れ「函南くんの名前の表記が"ユーヒチ"じゃなくて"ユーイチ"になってた 何あれあり得ない!」

Twitter / a_park: 「スカイ・クロラ」を見終えての第一声:俺「冒頭の空戦シーンで ...

どうでもいい枝葉末節ばかり気にするうえ人の話を聞かないのはオタの悪い癖ですね!!

Twitter / a_park: どうでもいい枝葉末節ばかり気にするうえ人の話を聞かないのはオ ...

でも「トキノは目がエロ過ぎ あいつキルドレとは思えん」という点では連れと速攻で意見が一致した

Twitter / a_park: でも「トキノは目がエロ過ぎ あいつキルドレとは思えん」という ...

一晩経って「スカイ・クロラ」の感想を自分なりに考え直しているんだけど、followerの誰かが言っていた「きれいなぜつぼう」というのは言い得て妙な表現だと思った

Twitter / a_park: 一晩経って「スカイ・クロラ」の感想を自分なりに考え直している ...

スタッフロール途中で席を立った人が数人居て、スタッフロール終了後にエピローグが始まったときはもったいないことをしたなあの人達、と思ったけどアレは観ない方がまだ救われた気もする

Twitter / a_park: スタッフロール途中で席を立った人が数人居て、スタッフロール終 ...

あと、女性客が妙に多かったのも印象に残った 男女比がほぼ1:1 隣に座ったのなんて俺と同年代の女性二人組だったしなぁ / 「恋愛映画」という宣伝にだまされすぎだよみんな!

Twitter / a_park: あと、女性客が妙に多かったのも印象に残った 男女比がほぼ1: ...

……こうして一望の下にまとめると、すごく頭の不自由な人みたいだ。


心情描写が少なすぎる、というのがよく言われている批判です。が、そもそも彼ら彼女らはそこまで深く考えて日々を生きていないのであの程度でいいと俺は思っています。「毎日がぼんやりとして、昨日も今日も区別がつかないような生活」と自ら語っていますし。

公式サイトなどを見ていると「ショーとしての戦争」といった押井守的戦争観が非常に強い作品のように思えますけど、実際はそれほどでもなく。そういった要素は、ボーリングの後の食事シーンでの草薙の長台詞くらい。逆にあそこはまさに「押井節」としか表現しようがない展開でした。


ちなみに目当てにしていた空戦シーンに関しては文句なし。最初は格闘戦の機動が少々演出過多で実情に即していないのではなんて思っていましたけど、多少残っていたわだかまる気持ちは中盤の重爆編隊迎撃戦闘で完全に吹っ飛びました。あれはいいものだ。
もともとどうこう言えるほど空戦機動に詳しくないですし、それ以降は頭を空っぽにして見入っていました。


総括すると、上記のTwitter投稿で「きれいなぜつぼう」と書いていますが、俺には他の一言での表現が思いつきません。 

終わらない/繰り返す平坦な日常、それに比して非常にエキサイティングな空戦と、その結末としての死。冒頭の戦闘シーンで脱出した機体から脱出したパイロットがパラシュートを開く間もなく射殺されると言うのがまさにこの作品を象徴しています。
俺は湯田川が「帰ってきて」からの一連の日常風景が最も観ていてきつかったです。函南の配属直後、すなわち物語の序盤と変わらない日常を「繰り返している」のをあそこまで描かれてしまうとなぁ。
これはスタッフロール後のエピローグにも言えること。永遠に続く日常からあがけども逃れられなかった事をこれほど無いまでに突きつけてくるあの流れは辛い。



…なんて、難しいことを書いては観たものの、単純に空戦シーン目当てだけでも行く価値があるのではないかと。
みんなでプッシャー式戦闘機に燃えましょう。離着陸の際に垂直尾翼を地面にこするなんて無粋なことは言いっこなし!



<おまけ>

昨日の「スカイ・クロラ」を一緒に見に行った連れの一言その2:「死んだはずの人がいつの間にかまた再登場してるのって、『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版シリーズみたいだよね」

Twitter / a_park: 昨日の「スカイ・クロラ」を一緒に見に行った連れの一言その2: ...

妹よ、そのたとえは無いわ……