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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

ヒロイン全員が障害者の同人ゲーム「かたわ少女」 公式サイトオープン

雑記 game 萌え

※追記その2(2012/1/9)
2012/1/4 「かたわ少女」完全版がリリースされました。
詳細については かたわ少女開発者ブログ: かたわ少女完全版 リリースのお知らせ を参照してください。


※追記(2010/5/15)
2010/5/13 「かたわ少女」Act1(体験版)日本語版がリリースされました。
詳細については 「かたわ少女」Act1(体験版) 日本語版リリース - 偏読日記@はてな を参照してください。


Katawa Shoujo

Katawa Shoujo is a bishoujo-style visual novel set in the fictional Yamaku High School for disabled children, located somewhere in modern Japan.
(「かたわ少女」は、現代日本の架空の障害者向け学校であるYamaku高校を舞台にした、美少女ノベルゲームです)

Katawa Shoujo ◊ About


今年の2月頃、日本のオタクニュース界を席巻したある海外同人ゲームがありました。
「ヒロイン全員が身体障害者」を特色として打ち出した、その名も「かたわ少女」(原題「Katawa Shoujo」)というかのゲームは、いっとき「海外オタ凄い!!」と言った反応と共に話題になったものの、その後はとんと音沙汰が絶えていました。
(参考:dekunology: 海外有志が制作中の同人ギャルゲー『かたわ少女』がすごい


しかし、その後も開発はきちんと続いており、先日ついにゲームの公式サイトが公開されたので紹介してみます。

スタッフBlogで公開されているヒロイン一覧は画像の通り。

それぞれの名前は左から順に、 

となっています。
(なお、名前の漢字表記については俺が便宜上当てたもので、公式の表記ではありません)

各人の詳しいプロフィールについてはKatawa Shoujo - Charactersを参照。
そして上記の攻略対象ヒロイン達と同格に扱われているShiina “Misha” Mikado - 御門"ミーシャ"椎菜が、「攻略できない魅力的なサブヒロイン」という、現代日本ギャルゲ/エロゲ界におけるある種の伝統を忠実に踏襲していてめまいがしそうです。そんなところまで頑張らなくても良いのに。

ゲーム画面サンプルと、各ヒロインのテーマ曲となるBGMもKatawa Shoujo - Samplesで公開されています。背景がきちんと日本の高校(風)だよ……!!


なお、ストーリーについてはKatawa Shoujo - Aboutにあるとおり、「現代日本の架空の障害者向け高校を舞台にする美少女ノベルゲーム(攻略対象は5人・18禁要素有り)」以上の情報は無し。
2月の時点で公開されていたプレイ動画風ムービーで、ヒロインの一人Rin Tezukaと主人公の出会いのシーンが公開されており、極東ブログ: 超訳「片羽少女」で該当シーンの台詞の翻訳がなされているのでこれで雰囲気をつかむのも良いかも知れません。


俺もスタッフBlogにアップされていた実際のプレイ動画を翻訳してみましたけれど、これだけでは少々短すぎるので体験版のダウンロード開始が待ち遠しいところです。
YouTube - katawa shoujo gameplay - emi

(主人公の名前が「Hisao Nakai」なので便宜上「中井久夫」の字を当てています)


笑美:準備運動は済ませた?
久夫:できる男にはね、準備運動なんか要らないんだよ。
笑美:えー、いつでも準備運動はやらなきゃいけないんだよ! ダメだよ久夫!!


ぷりぷり怒った後で、笑美は僕に近づいて微笑んだ。


笑美:私もね、準備運動は嫌いだよ。


突然、笑いだす彼女。


笑美:へへ、でも私には脚の体操だって要らないんだ! 


その言葉を確かめるかのように、数回跳ねてみせる笑美。
まるでバネに載っているかのようなその姿からすると、彼女の義足はとても弾力性があるように思えた。


笑美:私、あなたが運動を好きじゃないって言いたいのかと思った。
久夫:うん、それは確かに本当だよ。でも、先生は負担がかからないくらい軽い運動をして、もっと心臓を強くした方が良いって言うんだ。
久夫:そのくらいの運動なら、僕の病気にも効果があるってさ。
笑美:あー、なるほど。先生の言いそうな事ねー。あの人は頭良いものね。

英語→日本語→エロゲー文体の二重翻訳作業がこれほど難しいとはとは思わなかったよ…… 誤訳等あれば指摘願います。



題材が題材だけに、全ての人に受け入れられるゲームではないとはもちろん俺も思っています。しかし、「絶対少女」のRaita氏による一枚のイラストから始まり、プロジェクト開始から約1年の長きにわたって開発を着実に進めてきた彼らの頑張りだけは少なくとも万人に評価されて良いはずです。
現代日本を舞台にしているという理由で、開発者達には馴染みのないものであるはずの血液型性格診断をわざわざ調査し、ヒロイン達の血液型に反映しているなんて記述をスタッフBlogで見たりするとその努力には頭を下げるしかありません。
2月に紹介された時点で「日本の人がこのゲームに興味を持ってくれたら嬉しい」という開発者の言葉が掲載されているのに、公式サイト公開からしばらくしても誰も取り上げないなら、俺がこうやって全力で紹介するしかないじゃないですか。


<関連リンク>

スタッフBlogでのヒロイン達のCV妄想。何処の国のオタも考えることは一緒ですね。

某格闘ゲームOP風ムービー。まだ完成してもいないのにこういった二次創作が作られている辺り、向こうでは既にそこそこ人気があるようです。