偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

弘法は筆を選ばないけれど、俺はキーボードを選びたい

最近、どうにもキーボードを新調したくてたまりません。


俺が何かを書こうとするとき、ほとんどの場合に頭に浮かぶのは最初から書き言葉の形を取ったもの。単純に考えれば、脳裏に浮かんだものをそのまま打ち込むだけで文章が完成するはずです。


しかし、いつもいつもいつも出来上がるのは浮かんだ文章の半分も打ち込めていないもの。脳内での練り込みが足りないと言われればそれまでとはいえ、とにかく出力が遅くて思いついても打ち込む前にどこかえ消えて行ってしまう文章が多すぎるのです。
頭の中をふわふわとさまよっている半完成品のテキスト達。それを素早く形にする出力速度が出せないため、すくい上げることがほとんど出来ません。
季節柄夏祭りに例えてみれば、紙が完全に破れてしまった状態で必死で金魚すくいをやっているような気分です。いくら頑張ってもすくい上げることが出来ない自分がとても悔しい。


ここ2年くらいずっと感じ続けていたこの気持ちが最近ピークに達していて、とにかくもうキーボードを打っていてもどかしいことこの上ないのです。

それなら、まずは道具の面から良くしていけば良いんじゃないのかと思った次第。
弘法は筆を選ばないのは確かだけれど、弘法だって良い道具を使った方が良い結果を出しやすいのもまた確かなはずです。

ということで、ここは思い切ってキーボードを新調しようかと。
ゲームの感想、書評、プログラム、ネタ記事、日常雑記、同人誌の原稿。その他ありとあらゆる俺の文章出力に酷使され、いまこの文章を打つのに使っているDELLのコンパクトキーボードともコミケが終わったらさよならしようと思います。この4年間どうもありがとうな、キーボードよ。



……と、ここまで書いてきて、まず先にタイピングを練習してキータイプ速度と正確性を向上させればいいのではないかという気がしてきました。
とりあえず俺は筆を選ばないくらいの腕になろうぜ。内容としても出力速度としても。