偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

そして狼は、赤ずきんを食べた - ブルーレイ版「人狼 JIN-ROH」購入

あの決定的な敗戦から十数年。占領軍統治下の混迷からようやく抜け出し、国際社会への復帰を図るべく高度経済成長の名の下に強行された急速な経済再編成がその実を結びつつある一方で、この国は多くの病根を抱えていた

「新人には酷だったかもしれんな。自爆したゲリラは未成年の、それも女だったそうじゃないか」
「武器や爆発物の運搬に女や未成年者を使う。奴等の常套手段だ」

「目の前で自爆されたんだ。お前の気持も分からんじゃあないが、あの娘の死に責任を感じてるんだとしたらとんだお笑いだ。」

「どちらにせよ、人とかかわりを持った獣の物語には必ず不幸な結末が訪れる。獣には獣の物語があるのさ」

「諜報戦とはこういった物さ。常に先を読み、先手を打った方が優位に立つ」

「仕方ないじゃない。どうしようもなかったのよ!! 一緒に行きたかったけど、貴方は行く事の出来ない人だったんだもの」

「人とかかわりを持った獣の物語に結末を着けろ。お前が獣でいられる間に」

YouTube - 人狼 JIN-ROH Trailer


俺が「人狼 JIN-ROH」と出会ったのは2000年の秋。高校からの帰り道に立ち寄った本屋で、表紙に惹かれて設定資料集の「人狼マニアックス」を手に取ったのが全ての始まりでした。

人狼マニアックス
人狼マニアックス

果たして16歳のオタク男子高校生がプロテクトギアの魅力に抗うことが出来ましょうか。いや出来ない。
そして半年後くらいにレンタルビデオで初めて映画としての「人狼」を観て決定的にお気に入りの作品になり、大学生になってからDVDを買い、社会人になってから「犬狼伝説」(原作)と「首都警特機隊全記録」等の関連書籍を揃えて熱は収まったはず、そのはずでした。


でも、PS3を購入してブルーレイ再生環境を手に入れたらね、その、収まりが付かなくなってしまいまして……
サウンドトラックとブルーレイ版「人狼 JIN-ROH」を合わせて購入。
ついさっきまで観ていて、いまもこの記事を書きながらサブモニタで流しています。DVDから数えるともう何回見たか判らなくなってきた。
人狼 JIN-ROH」には俺の好きな物語的要素が全部入っている……とは言いませんが、逆に人狼 JIN-ROH」に入っている要素は全部好きだ。

人狼 JIN-ROH [Blu-ray]
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  • 余談

人狼 JIN-ROH」を観た直後に録画していた「けいおん!!」を観たら余りに強烈なギャップにくらくらして気分が悪くなりそうでした。混ぜるな危険。