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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

「C3―シーキューブ」1〜2巻

感想

C3―シーキューブ (電撃文庫)
C3―シーキューブ (電撃文庫)


「藍坂素敵な症候群」が面白かったので手を出した同著者の本シリーズ、ただいま2巻まで読了。(2011年1月現在で10巻まで刊行中)
女の子達は各種の「属性」をよりどりみどりに取り揃えて全方位の好みに対応し、イラストはそんな彼女たちをカラーもモノクロも実に可愛らしく描き、文章は平易でいながらも飽きさせず。
戦闘シーン格好良く、お色気展開はエロく(しかし下品すぎない程度に)、少しだけ才能を持った一般人という主人公の造形は等身大でありながら異能バトルという舞台への参加を可能にし。なんともすばらしく、安心して読める作品でした。


そして、安心を裏切る新鮮な驚きもきちんと提供してくれる所がまたすばらしい。「藍坂素敵〜」を読んでいるときから水瀬葉月作品にずっと感じている事としてその構成力の高さがありますが、本作でも遺憾なく発揮されています。
見たことのあるような要素の連なりであるからこそ、それを組み合わせて物語にするときには上手くやらないといけないわけで。
でもさすがに「水を被って制服が濡れて透けちゃった!(イラスト付き)」なんてエロコメ展開が実はかなり重要な伏線ってのはたまげました。とことんシーン構成に無駄がないというか、そこまで徹底しなくてもいいというか……  


作品に強烈に心を奪われはしないけれども、楽しく読める娯楽作品としてよく出来たシリーズだと思いますよ。一度にまとめて読むよりも少しずつ読み進めていった方がより味わえる気がするので、年内に全巻読破をめどにゆっくり読み進めて行きたいです。


C3‐シーキューブ〈2〉 (電撃文庫)
C3‐シーキューブ〈2〉 (電撃文庫)