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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

チトーがイラストつきで登場するラノベは「宅配コンバット学園」だけ!

宅配コンバット学園 (集英社スーパーダッシュ文庫)
宅配コンバット学園 (集英社スーパーダッシュ文庫)

何の変哲もなく、退屈な日常を生きる主人公・天童春菜ら7人の高校生たち。突如、政府の”実験”として彼らが過去の戦場に送り込まれることになった。平和ボケが抜けない仲間たちに苛立ちながらも、生きる意味を考える春菜。死と隣り合わせの中、唯一、許された希望は、彼らが”欲しい”と念じたものを届けてくれる”宅配便”だった…!!
戦記、コンバット物を得意とする、軽井沢ならぬ横浜在住の若手新人のデビュー作!!

宅配コンバット学園 - スーパーダッシュ文庫


以前に「タイトルが内容を一言で説明しているラノベ」(ex.「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」)の話題になったとき、その正反対「タイトルが内容を全く表していないラノベ」の例として挙げられたのがこの「宅配コンバット学園」でした。あらすじからしていまいち意味不明でどんな話か想像がつかず、「主人公達が戦うのが第2次世界大戦中の東欧のどこか」という読了組からの情報が気になって買ってみましたが……


「現代日本の高校生が1943年のユーゴスラビアにタイムトラベルし、チトー率いるパルチザンと共闘してドイツ軍と戦う」だなんて、題材の選択がいくらなんでも渋すぎる。


しかもユーゴスラビアでの戦闘シーンは終盤の60ページくらいで、そこまで延々と展開に起伏のない訓練シーンがだらだらと続きます。"宅配"も"コンバット"も"学園"も作品の内容を全く表していないけど、しかしこれ以外にタイトルの付けようが無い気もしてなりません。
アイディア一点突破なのに、そのアイディアの部分が作中で大きく扱われていないというなんとも妙な作品でした。俺が本作を読むのに使った2時間はいったい何だったのだろう。