偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

2011年振り返り

インプット部門

まずは本やゲーム、映像作品など俺が受け取る側だったものたちを通して2011年を振り返ってみます。

面白かった……とは口が裂けても言えないものの、俺がTwitterはてなダイアリーで感想を書いたおかげで妙な方向にヒットしてしまった「宅配コンバット学園」はここで外せません。うぬぼれでも何でもなく、あのとき俺が読まなければ本作がこんなに悪い意味での知名度を得ることはありませんでした。
面白かったは面白かったものの期待していた方向と違ったのは「ツンデレでヤンデレな幼馴染 小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム」 重点を「ヤンデレ」においているものだと思ったらどうも扱いが俺の好みではありませんでした。だがそのぶん素晴らしく精度の高いツンデレ幼馴染み描写を堪能させてもらいましたが。
同じくノベルゲームでは早狩武志の久しぶりの新作「恋ではなく ―― It’s not love, but so where near.」ががっちり俺の心にヒット。早狩流の恋愛観・創作観をそのまま濃縮して詰め込んだかのような作風僕と、僕らの夏からずっとファンを続けてきた身にとっては最高のごちそうでした。俺の中でのベスト早狩作品は今のところ「恋ではなく」で決まりです。
ノベルゲームで心に残ったのが「恋ではなく」なら、小説は「ゴールデンタイム」。前作の「とらドラ!」で見せてくれた巧みさはそのままに舞台を大学に移し、自分の身に引き寄せられる痛々しさが大幅アップ! 学生時代のサークルの先輩にヒロインの香子と性格容姿ともに人物が被りすぎている人がいて読むたびに彼女を思い出してしまって辛い。
そして小説以外のノンフィクションでは「ロボット兵士の戦争」が図抜けていました。様々な無人兵器と共にある現代戦の姿、"ロボット兵士"を戦友とする米軍の姿は凡百のフィクションの想像力を軽々と飛び越えています。
ゲーム、本、ときたら次はアニメ。ここで取り上げるのはそう、当然ながら魔法少女まどか☆マギカ 始まった当初は特に入れ込むこともなく見ていたのが杏子登場(5話)から急に熱中しだして最終回をニコ動での配信から20時間ちょっと早く見るために上京したり。2〜4月あたりの自分のTwitterでの発言を見ると本当にまどか☆マギカの話ばかりしていますからね。TVアニメのブルーレイを全巻揃えたのもまどか☆マギカが初めてです。

アウトプット部門

2011年は同人小説サークル「宇古木亭」としての活動が大変盛んな年でもありました。5〜7月と3ヶ月連続で上京してまどか☆マギカシュタインズゲートオンリーイベントに参加し、さらに8月の夏コミでは自分のサークルの新刊+寄稿×2という過去最大のことをやりました。おかげで8月の頭はおよそ24時間おきに何かの締切がやってくるという状態が数日間続き、最後の方は自分が何をやってるかよくわからなくなってきそうでした。あれを乗り越えたのならもう何でもできる気がする。
しかし前半に頑張りすぎたおかげで夏コミ後はすっかり虚脱してしまい、冬コミにも落ちたので9月以降は活動を全く休んでしまったのは少々残念だったかも。
また、もう一つの活動として「かたわ少女日本語訳プロジェクト」としてイベント参加をしたのも大きいところ。5月のコミティアに始まり、夏コミ・冬コミとイベントに参加。このゲームを楽しみにしてくれている方々とイベントの場で直接ふれあえたことは、翻訳作業に対するモチベーションを大きく高めてくれました。


以上、a-park/宇古木蒼としての2011年を簡単に振り返ってみました。
2012年も良いインプットを得て、良いアウトプットが出来ますよう。