偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

謎の「タカハシさん」と、人がインターネットから消えていくということ

2009年の中頃から発言が途絶えているユーザー30人ほどをアンフォローしているうちに見つけたこのアカウントがあまりにも怖すぎ、衝動的に発言したら、まさかの4300RT(2013/06/05現在) 俺のせいで新たなインターネット怪談が生まれる瞬間を目にしてしまいました。

しかしこの「タカハシさん」案件、Twitterから人が消えていくに際してみられる一般的な光景とは全く正反対なんですよね。
大抵のTwitterアカウントは、元気よく朝の挨拶をしていたり、誰かにリプライを飛ばしていたり、何気ない日常の様子だったり、まったく日常通りの発言を最後にぱったりと活動を止めています。発言が途絶えているアカウントのbioに記載されたURLを訪れてると、大抵そこにはTwitterと同じようにしばらく活発に更新した後で唐突に更新されなくなっているBlogやWebサイトが。
ブログや日記サイトの時代にも何の前触れもなく消えていく人は珍しいものではありませんでしたが、Twitterの場合は短文でより発言時点の感情・状況に密着しているために唐突感がいっそう増しています。

だからこそ、@Harue_Isa氏と「タカハシさん」のあれこれが怖いのですけど。唐突に発言が途絶えているアカウントを何人も続けて眺めた後で、あんなのに遭遇したら震えるしかないですよ。
……今になって見返すとあまりにも洗練されすぎ、「物語」としてよく出来すぎている感が鼻につくところもありますが。しかし釣り・創作だとすると、ほぼ誰も見ていないアカウントで数週間かけてやる意味があまり見いだせません。俺が4年半後に見つけなかったら、おそらく誰も気づかないまま未来永劫にわたって放置されていたのではないでしょうか。