偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

俺の常識 お前の非常識

「みんなもっとブログ書けばいいのにー。」
「検索すれば出てくるような記事を改めて自分が書く必要は無いなー」
(中略)
ブログに当てはめると、同じテーマの記事が氾濫し、良い記事が埋もれてしまう事を危惧しているのでしょうか。
しかしそのデメリットを踏まえたとしても、記事を改めて書くことは価値があります。
もちろん、ただ単に増えれば良いと言う訳けありませんが。

既に記事になっているテーマを改めて書く時は「視点」が重要だと思っています。
どういった背景の人が、誰に向けて書くかこの2つの視点を持ち込むことでまた新しい記事となると自分が書いた記事で実感しました。

車輪の再発明だとしても記事は書くべき|ウープスデザインブログ

リンク先記事が技術やビジネスといった方面の真面目な話をしているところで、俺が普段書いているヲタblogな話に繋げるのはどうかと思いながらも最近これを特に実感する出来事があったので言及。


何かと言えば 最近のヤンデレ同人雑感 - 偏読日記@はてな に対する色々なところからの反応を見てのことです。

俺が例の記事を書く際には、たったこれだけの作品しか取り上げないなんてとかこの程度検索ですぐ判るとか少々尻込みしたものでした。

しかしアップしてみれば「こんなにそういう系統の作品ってあったのか!」と言った反応ばかりでかなり驚き。
正直なところ俺にとってはあの程度常識……と、までは言わないにせよ作品の存在くらいは皆に認知されていると思っていたのですがどうやらそうではなかったようで。

「視点」というには大げさかもしれませんが、常に動向を気にかけているジャンル消費者だからこそ書けた記事だったのかもしれません。

そして更に素敵なのは、こういった俺の記事に対してまた違う「視点」からの反応があったりすること。
ここでは 昨年出たヤンデレ同人誌をまとめてみよう - 徒然なる読書の日々出張版 などがまさにそれ。
同じようなテーマを扱っているようでいて俺がゲーム・こちらは本(同人誌)と、「視点」を変えたわけです。


「こんな事は自分以外の誰だって知ってる/考えている」と思う事は、えてして他人は大して知らない/思いつかないもの。
そして逆もまた然り。


今回の言及元では技術ネタやなにやらについてのblogを主に対象としていますが、それ以外の趣味の世界でも、以外な所で「自分しかもっていない視点や知識」はあるはずです。
みんながためらわずに「こんな事は自分以外の誰だって知ってる/考えている」と思う事を積極的に表に出していけば、よりネットは楽しくなると思うんだ。