「失恋探偵ももせ」読んで現地に行ってきた
「恋はいつか終わります――」
そんなことを言う後輩の千代田百瀬に巻き込まれ、野々村九十九は「失恋探偵」である彼女に手を貸す日々を送っていた。
――失恋探偵。
それはミステリ研究会の部室を根城にして行われる、学校非公認の探偵活動。恋に破れた人のために失恋の真実を調べる彼らのもとには、それぞれに失恋の悩みを抱えた依頼人(クライアント)たちが訪れて――。
(Amazonより)
あまりに手堅くまとまりすぎて、ちょっとなにか突き抜けたところがあればより良かったのにというのが読んで思ったところ。
あと、百瀬の(すなわち作品を通して主張される)恋愛観、人間観にちょっとのれない所がありましたね。人はそんなに理路整然と生きていないと思うんだよね俺は。
舞台が小樽(をモデルにした街)で、宣伝からしてやたらと北海道推しの割りに舞台が小樽である物語場の意味がほぼ無いのは面食らいました。いわゆる観光地に住んでいる地元高校生の行動としては、「有名な場所」に行かないほうが正しいとは言えこれ小樽を舞台にしなくても展開できる物語ですからね。なぜここまで小樽推しなのか……
現地調査オフ
というわけで、@jus_22氏の呼びかけに俺が応えたのをきっかけにTwitterで付き合いのある北海道のラノベ系の人たちで「失恋探偵ももせ」現地調査オフへ。
当日の様子はこのあたりにまとまっています。旭展望台が予想以上に山の上で登るのが大変でした。作中で1日2往復しているのは健脚すぎると参加者の皆で意見が一致。
旭展望台から眺めた小樽港。さすが高名なだけはある絶景でした。