夏の楽しみ 「メロン日本酒」のすすめ
数年前からずっと楽しんでTwitterに投稿していたものの、一度もきちんと記事にまとめたことが無かった「メロン日本酒」について、あらためて解説を書いてみることにしました。
~「メロン日本酒」製法~
メロンと日本酒を用意します。
選ぶメロンは何でも良いです。日本酒も何でも良いです。
むしろそのまま食べて美味しい高級メロン、そのまま飲んで美味しい良い日本酒はこんな邪道に使わずに素直に楽しむことをオススメします。
種を取り除いたあとに日本酒を注ぎます。
半分~すりきり一杯くらいが良いと思います。
出来上がり。
スプーンでメロンの果肉と日本酒を一緒にすくって食べます。おいしい。
ほら、こうして書いてみると簡単でしょう? 安売りメロンの消費法として最高なんですよこれ。
みなさんもこれを参考にぜひどうぞ。
~「メロン日本酒」Tips~
上記のように基本は非常にシンプルであるが故に、いろいろと発展のさせ甲斐のある飲み方でもあります。これまでの数年の追求で発見した各種のポイントを参考のため記しておきます。
- どんなメロンでもだいたいOKだが、プリンスメロンやマクワウリ等の網目のないメロンはちょっと不向き
- 逆に静岡クラウンメロンとか夜須エメラルドメロンとかそういうブランドメロンは最適(ただし高め)
- メロン相場は例年5月中下旬から6月末までの期間と8月下旬から9月末頃までが底値付近。7月~8月中旬は質的には申し分ないがすこし高くなる傾向。これらの時期を大きく外れると、かなり高くなるのでメロン日本酒には不向き。
- メロンを選ぶときは、ネットや紙袋をめくって全球見てみる(回転の悪いスーパーだと痛んでいる場合、ひどい場合は腐っていることもあるので)
- 買ってきてすぐのメロンを使うより、追熟させたものの方がよりおいしい(ただし時間が掛かる)
- 追熟はビニール袋に密閉するとスピードが早まるが、夏場はカビや腐敗のリスクもあるので程々に
- 熟しすぎて見切り品になっているようなのを買ってくると手間が省ける
- メロンはよく冷やすと"瓜臭さ"がなくなるので、より良い
- 冷蔵庫に入れるとそれ以上追熟しなくなるので、メロン日本酒やる日の朝くらいに冷蔵庫に入れるので十分
- 種をとるとき、ザルにあけて果汁をとっておき、後半の皮エリアの時に注ぐと満遍なく甘く楽しめる
- 日本酒もなんでもいいとはいえ、純米以上(純米、特別純米、純米吟醸、純米大吟醸)ならなお良し。純米大吟醸はちともったいないかもだが。
- 日本酒もよく冷やした方がいい
- 日本酒の代わりにブランデーを入れてもいい
- アルコール度数を下げるため、種を取ったあと氷を詰め込んでからブランデーを注ぐくらいでちょうど良し
- ウィスキーはあまり合わない
- 非常に酔いやすいのでチェイサーとしてコップ2杯分くらいの水を用意しておくべき
- 対策をしていなかった最初の頃は急速に酔っ払って食べ終わる(飲み終わる)と同時に寝てしまうことが多発してました
(一部情報提供 @petro_vich 氏より ありがとうございます)