Imager::AnimeFaceにアニメ顔定量解析の未来を見た
Perlでアニメ顔を検出&解析するImager::AnimeFace - デー
Imager::AnimeFaceは、画像に含まれるアニメキャラクター的な人物の顔の位置を検出し、さらに目や口など顔を構成する部品位置や大きさの推定、肌や髪の色の抽出を簡単に行うことができるライブラリです。
これらが可能になると、
- 画像から自動でいい感じのサムネイルを作成できる
- 動画から自動でいい感じのサムネイルを作成できる
- 自動的にぐぬぬ画像が作れる
- 自動的に全員の顔を○○にできる
- 顔ベースのローカル画像検索
など、最新鋭のソリューションが次元を超え可能になる……が、正直まだまだな感じで、あまりいいものではないです。
これは素晴らしい!!
あの夏、俺は萌え絵でゲシュタルト崩壊した にて書いた経緯で俺が挑戦し、プログラム能力の限界で諦めた事を実装する人が現れるとは。
「あの夏〜」では主に「萌え絵自動生成」について多くを語っているものの、その発想の元となったのはアニメ顔を一定のパラメーターの連なりとして表現できないかと言うことでした。そして、このライブラリを利用した結果出力される情報はまさに俺の欲しかったもの。
目鼻の大きさや位置を座標として取得できるなんて、俺がやろうとしていたことそのものですよ。
「あの夏〜」で書いたあまりにもアニメ顔を注視しすぎて人間に見えなくなると言う症状も、ライブラリを通しての解析なら結果として出力される数字を見るだけなので大丈夫。
当時のアイディアメモ(moedraw.pdf)冒頭にある
- 時代ごとの画風の流行の移り変わりの定量評価
- 特定絵師の絵柄の変遷を定量評価
- 「好みのアニメ顔のパラメーター」を診断することにより、「あなたはこんな感じの顔が好きです」と新しいキャラクターを推薦
も、これがあれば可能になります。
幸いにして俺はPerlの読み書きが少しだけとはいえ出来ますし、自由に使えるホームサーバーも有るのでそのうちにImager::AnimeFaceをインストールしてみたいと思う次第。
ライブラリ公開初日にしてYukkurizer - アニメキャラゆっくり化CGIなんてものが公開されているように、Webサービスなどはもっとスキルのある方々がすぐに作ってくれるでしょうから俺は「解析ツール」として使うことを目指しますよ。ああもう本当に期待が止まらない。