ガールズ&パンツァーが面白かったらWoTをやろう
ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|公式サイト
ガールズ&パンツァー、面白かったですね。つい先日バンダイチャンネルで配信が開始した11,12話を観まして、見事な大団円に感動しております。
「ガールズ&パンツァー」が面白かったんだが - 偏読日記@はてな
前半を見て書いた感想記事はこちら。
そこまで入れ込まないで見ていたはずなのに、12話「1年なめんな!!」の下りでは不覚にも涙しそうになりましたよ。序盤のあの頼りない彼女たちが、ここまで成長し奮闘していることに心を打たれている感覚、まるで弱かった頃から応援しているスポーツ選手が大活躍しているところを見て喜んでいるようなあの感じはなんとも不思議でした。
というわけでガールズ&パンツァーという作品はひとまずの終わりを迎えましたが、この彼女たちと一緒に培った戦車への熱量をもてあましている方もいることでしょう。そんな貴方におすすめのゲーム、それがWORLD of TANKS(WoT)
この現実世界に戦車道は無いけれど、それと似たような雰囲気を体験できるゲームはあるんです。
「ガールズ&パンツァー」が面白かったんだが
「我々の常識からすると一般的で無い事が「競技種目」として世界的に流行し、誰も彼もがそれをやって白黒付けているという意味でガールズ&パンツァーとカブトボーグは同ジャンル」という話を先日の忘年会で聞いて非常に納得した
「見たらきっと戦車関係の些末な部分に無粋な突っ込みを入れてしまいそう…… そんな自分自身は嫌だ……」という自意識をもてあまして触れていなかった「ガールズ&パンツァー」を一念発起して全部(10.5話まで)見てみました。
ちなみに公式サイト等での事前情報を仕入れることは一切無し、Twitterで断片的な感想を目にしていたくらい。かなりフラットな状態で鑑賞に臨みました。
「ガールズ&パンツァー」 | 【アニメ】はバンダイチャンネル
なにこれ、最高に面白いんですけど。
華道・茶道などとならんで「戦車道」が存在し女子高生たちが高校の選択科目として戦車に乗って集団競技として戦ってる、という時点でなんだこれと思いながら見ていたら1話のラストで舞台になっている学校+周辺地域が実は超巨大空母(学園艦)の甲板の上だった、というのでもう俺の中で何か吹っ切れましたね。
どうしてこういう世界なのかという説明を延々やってしまいそうなところをほぼ省略。「この世界には戦車道ってものがあるんだ」という前提で押し通し、さらに段取りのえらく少ないスピーディーな展開でこちらに有無を言わせません。まさかこんなにあっという間に「全国大会」出場が決まるとは思わなかったよ……
あと、キャラクター的にも全体としてツッコミ役の不在の感があってとにかくどんどん突き進む。秋山さんがサンダース高校に潜入してくる回、皆が秋山さんの行動に特に何もコメントせず受け入れていたのがちょっと怖かった。
そうしてぶっ飛んだ世界観にだんだん慣れてくる「集団競技の部活もの」として非常にまっとうな作りをしていることが判ってきます。
才能と家柄に恵まれながらも挫折と失意を抱えて競技から離れていた主人公が、新しいチームメイトを得て再び戦いの場に……というのは王道一直線ですよね。
スポーツものの主人公たる資格 初心者・不遇者・挫折者 - どらまん。
この記事の分類でいうところなら「挫折者」が主人公のタイプ。
あっという間に10.5話まで観てしまい、ここから先の展開も楽しみでなりません。
あと余談として、戦車が好きすぎて友達が居なかった秋山さんはまだ判りやすくて良いんですが、「いつ友達になっても良いようにクラスメイト全員の誕生日を覚えている」西住さんの方が底知れない恐ろしさを感じさせますね。あの台詞を聞いたとき、あっこの娘やばい……と震えたよ。
2011年振り返り
インプット部門
まずは本やゲーム、映像作品など俺が受け取る側だったものたちを通して2011年を振り返ってみます。
面白かった……とは口が裂けても言えないものの、俺がTwitterとはてなダイアリーで感想を書いたおかげで妙な方向にヒットしてしまった「宅配コンバット学園」はここで外せません。うぬぼれでも何でもなく、あのとき俺が読まなければ本作がこんなに悪い意味での知名度を得ることはありませんでした。
面白かったは面白かったものの期待していた方向と違ったのは「ツンデレでヤンデレな幼馴染 小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム」 重点を「ヤンデレ」においているものだと思ったらどうも扱いが俺の好みではありませんでした。だがそのぶん素晴らしく精度の高いツンデレ幼馴染み描写を堪能させてもらいましたが。
同じくノベルゲームでは早狩武志の久しぶりの新作「恋ではなく ―― It’s not love, but so where near.」ががっちり俺の心にヒット。早狩流の恋愛観・創作観をそのまま濃縮して詰め込んだかのような作風は「僕と、僕らの夏」からずっとファンを続けてきた身にとっては最高のごちそうでした。俺の中でのベスト早狩作品は今のところ「恋ではなく」で決まりです。
ノベルゲームで心に残ったのが「恋ではなく」なら、小説は「ゴールデンタイム」。前作の「とらドラ!」で見せてくれた巧みさはそのままに舞台を大学に移し、自分の身に引き寄せられる痛々しさが大幅アップ! 学生時代のサークルの先輩にヒロインの香子と性格容姿ともに人物が被りすぎている人がいて読むたびに彼女を思い出してしまって辛い。
そして小説以外のノンフィクションでは「ロボット兵士の戦争」が図抜けていました。様々な無人兵器と共にある現代戦の姿、"ロボット兵士"を戦友とする米軍の姿は凡百のフィクションの想像力を軽々と飛び越えています。
ゲーム、本、ときたら次はアニメ。ここで取り上げるのはそう、当然ながら「魔法少女まどか☆マギカ」 始まった当初は特に入れ込むこともなく見ていたのが杏子登場(5話)から急に熱中しだして最終回をニコ動での配信から20時間ちょっと早く見るために上京したり。2〜4月あたりの自分のTwitterでの発言を見ると本当にまどか☆マギカの話ばかりしていますからね。TVアニメのブルーレイを全巻揃えたのもまどか☆マギカが初めてです。
アウトプット部門
2011年は同人小説サークル「宇古木亭」としての活動が大変盛んな年でもありました。5〜7月と3ヶ月連続で上京してまどか☆マギカとシュタインズゲートのオンリーイベントに参加し、さらに8月の夏コミでは自分のサークルの新刊+寄稿×2という過去最大のことをやりました。おかげで8月の頭はおよそ24時間おきに何かの締切がやってくるという状態が数日間続き、最後の方は自分が何をやってるかよくわからなくなってきそうでした。あれを乗り越えたのならもう何でもできる気がする。
しかし前半に頑張りすぎたおかげで夏コミ後はすっかり虚脱してしまい、冬コミにも落ちたので9月以降は活動を全く休んでしまったのは少々残念だったかも。
また、もう一つの活動として「かたわ少女日本語訳プロジェクト」としてイベント参加をしたのも大きいところ。5月のコミティアに始まり、夏コミ・冬コミとイベントに参加。このゲームを楽しみにしてくれている方々とイベントの場で直接ふれあえたことは、翻訳作業に対するモチベーションを大きく高めてくれました。
- コミックマーケット80新刊告知 - シュタインズゲートまゆしぃ本「Love me do !」 - 偏読日記@はてな
- コミックマーケット80寄稿告知 - 「恋愛ゲーム総合論集」 - 偏読日記@はてな
- コミックマーケット80寄稿告知 - 「アンリミテッド・テイルズ」 - 偏読日記@はてな
以上、a-park/宇古木蒼としての2011年を簡単に振り返ってみました。
2012年も良いインプットを得て、良いアウトプットが出来ますよう。
「ましろ色シンフォニー」1〜11話を一気に観た
ましろ色シンフォニー 第1話「ましろ色の出会い」 ‐ ニコニコ動画(原宿)
10月、秋から冬へとうつろう季節。
ましろ色シンフォニー [第1話無料] - ニコニコチャンネル :アニメ
瓜生新吾は新しい生活へ一歩を踏み出そうとしていた。
自分の通う学校が同じ街の名門女子校≪結姫女子学園≫と統合するにあたって、
仮統合の期間、試験的に女子校へ通うことになったのだ。
新しい環境に戸惑いながらも、持ち前の前向きさと気配りで次第に信頼を得ていく新吾。
そして、そんな彼と出逢う個性豊かな美少女たち。学園が変わることに反対する“理事長の娘”、兄を支え励ます“妹”、お仕えする旦那様を探す“野良メイド”、動物好きの“優しい先輩”、素直になれない“クラスメイト”…。雨が雪へと変わる頃、それぞれの想いは形となって…。
恋する少年少女に贈るピュアラブストーリ
放映終盤に入ってから知り合いの間でやたら高評価を受け始めたので気になって最終話直前の11話までを一気に観てしまいました。
序盤はどうも性に合わなくて観ているのが辛く、おそらく1週間おきに1話から観ていたら4話くらいで観るのをやめてしまっていたのでは無いかと思います。特に1話!! えんえん主人公の妹が道に迷ってる話をやられたときにはもうどうしようかと。
しかしそこを抜けると尻上がりに面白くなってきて、紗凪が話の本筋に絡んでくる7,8話くらいから引き込まれている俺が。
紗凪と愛理、ふたりの「失恋した娘の物語」(「三角関係の物語」ではけっしてない)を全力でやってきてくれてもう最高ですよ。11話のクリスマスイブ、部屋でいちゃついている新吾と美羽先輩のカップルをよそに残り4人が公園で語らうシーンは素晴らしかった。
数回見返して考えるに、そもそもこの結末は必然なのではないでしょうか。新吾君がクラスメイトでも部活の友人でもない、恋愛感情を向ける異性として観ているのって美羽先輩とせいぜい愛理くらいまでとしか思えません。残り3人と言えばまず妹はそういう対象じゃないし、「ご主人様」と寄ってくるメイドも正直論外、顔を合わせればクズ虫呼ばわりで男嫌いを自称している紗凪も当然ながら視野の外かと。
つまり愛理も紗凪もツンデレにあぐらをかいていたのが良くなかった……!!
特に紗凪、神の視点で見ている俺たち視聴者にとっては可愛く見えるけれどあれ新吾君からしたらかなり態度悪いですからね。
余談
ましろ色シンフォニー、23歳くらいになった紗凪が偶然うりゅー君と再会していきずりで一夜を共にしてしまうような二次創作が読みたい
@89471 大学デビューして3人くらいと付き合うけど長続きせず、最後に付き合ってた彼氏とも就職を機に別れた直後にうりゅー君と偶然再会して、ぱっとしなく見える彼に「私はこんな男に恋していたのか」と自己嫌悪するけど自暴自棄になってるので結局一夜を共にしちゃう23歳くらいの紗凪
2011-12-18 14:38:16 via Echofon to @89471
まあなんというか悪趣味な想像なんですが、紗凪にはつくづくこういう振る舞いが似合いそうで困る。
時流に乗ってISを見終わりました
時流に乗ってISを見始めました - 偏読日記@はてな こいつの続きです。
IS7話観る
なんで2組の人が平然と会話に混じってるんですか
ちょっと一夏くんなに言ってるか判らないよ
一夏くん、全体的にISでの戦闘に関する台詞があまりに抽象的すぎてちょっとおかしい人に見えるんですよね。
花澤香菜ボイスが全部まゆしぃに聞こえる病気
IS8話観る
はいこの女陥落(おち)た! (IS7話観てた)
ラウラ陥落はちょろいちょろいと話題のセシリアさん以上に衝撃でした。なんでこの人は主人公のこと好きになってるの? え? えっ?
あと5話あるのか
IS9話観る
IS10話観る
正直なところIS連続視聴が8話くらいから辛くなって来つつあるのも事実
新しい女の子が登場→トラブル→トラブル解決と同時に登場した娘が主人公のことを好きになる
このプロセスをひたすら繰り返して7話まできたらさすがに慣れてきて、むしろその唐突さがちょっと楽しくなってくるくらいだったのにラウラ陥落以降はその流れが変わってしまってどういう風にこの作品と向き合えばいいかちょっと迷ってしまいまして。
IS11話観る
あれ、IS11話 エンディングで走る順番が変わってる?
IS12話観る
最終話になっていきなり箒さんがメインヒロイン扱いされてるけどここまでの描写がなかったんで正直戸惑う
これまで何もしてなかったのに突然に私がメインヒロインでございとばかりに全面に出張ってきた箒さんに唖然。箒さんあなた中盤ほとんど何もしてなかったでしょ……
というわけで12日掛けて全話視聴完了。放映当時、視聴者の誰も彼もがシャルに引き寄せられていくのを端から眺め、21世紀にもなって金髪碧眼巨乳キャラなんてオーソドックス過ぎるものにお熱とは皆さんおめでたいなと思った覚えがありますが、実際に観て考えを改めました。いや、これは誰でもシャルに落ちるわ。だって単純に描写量が桁違いなんですもの。
でも俺は酢豚の人のほうが好きですけどね。ツインテかわいい!!