おもしろ飲食店列伝
2009年初頭から休日の昼食はなるべく毎日違う店で取るように心がけ続けてはや数年、訪れた飲食店は延べ数百軒にもなりました。
これだけ訪れていると美味しくて何度も行きたいと思える店、ひどすぎて二度と思い出したくも無い店、どうと言うことのない平凡な店、そのどれにも数限りなく遭遇してきました。
が、その中でも本当に強烈な印象を残した店が数軒ありまして。折に触れてTwitterに体験を投稿していたので、改めて拾い上げてまとめてみました。
なお具体的な店名や所在については俺自身の居住地特定に繋がるため伏せさせてもらいます。そして、どの店も料理そのものは美味しかった事についても触れておきます。
……これで美味しくなかったら二度と思い出したくもないですもの。
廃墟×とんかつ
家のすぐ近くにある、全く開店している素振りがない廃墟のような謎とんかつ屋を遂に制覇した
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 1月 11
6年間ずっと開店している所を見たこと無くて、廃墟だろと思っていたら夜にしか開かない店だと最近知ってな
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 1月 11
https://t.co/pga0dD0Op0
謎とんかつ屋はこんなんでした pic.twitter.com/N98QLvQDuq
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 1月 11
住宅街の路地の奥にある上に夜しか開店しない店ってのはさすがの俺もドアを開けるときにはだいぶ躊躇しましたね
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 1月 11
表通りに面していない住宅街の路地の奥にある18時~深夜2時しか開店しない店なんて気づけるわけが無い……
そして入ってみると店の内装がスナックそのもの。キッチンが無いのでスナックのカウンター席のすぐ内側でとんかつを調理する店主と一対一で向かい合うことになったのもまた面白かったです。
廃墟×かに飯
一見では廃墟なのに営業してると伝説のかに料理屋に来ている
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2013, 7月 14
かにめしうめえ pic.twitter.com/WPgKtCGM4K
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2013, 7月 14
いい眺めだ pic.twitter.com/kLdRevbpnA
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2013, 7月 14
今日のランチのかに料理屋、これ知らなかったら営業してると思わないよな…… 初めて前を通り過ぎた時は中に人が見えて驚いたものだった pic.twitter.com/nTbLnVf0bV
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2013, 7月 14
ここはそれなりに有名なところなのでちょっと検索すれば判るかもしれません。
あの地域は土産物屋・レストランの廃墟の本物がごろごろしており、それらに混じってこの店があるのでなおさら強烈な印象があります。
メニューが1種類(かに飯)しかないので入店すると「かに飯で良いですよね?」と聞かれてそのままかに飯が出てくるある意味便利な店でした。
ギター生演奏
やっべこのオシャレ雑貨屋風ラーメン屋面白すぎる 店内BGMだと思ったギター曲、カウンターでおっさんが実際にギター弾いてた
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
なんでラーメン屋のカウンターに平然とギター弾いてるおっさんが居るんだよ
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
カウンターのおっさんがギター弾くのやめてもまだ店内BGMがギター曲なんだけど、裏にもう一人隠れてるとか無いよね?
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
味噌ラーメンうまかった pic.twitter.com/CtnEhZiDoK
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
ぜんざいうめえ pic.twitter.com/LS3qtfe66z
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
いつの間にか店内BGMがギターおっさんの生演奏に戻っていた
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
近所のラーメン屋に入ったら内装がお洒落雑貨屋みたい→わかる おしゃれ雑貨屋みたいなラーメン屋の店内BGMがギター曲→わかる 有線放送かと思ったらカウンター席のおっさんのギター生演奏だった→!!????
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
上記の二つは「廃墟」という環境要因が大きく作用していましたが、この店は一期一会のライブ感が最高でした。なぜあの人はラーメン屋のカウンターでギターの練習をしていたんだろう…… もう二度と出来ない体験を出来た気がします。
ちなみにラーメンは一風変わった味ながらもかなり美味しかったのでもう一度訪れたい店です。次はなにが待ち受けているのやら。
結論
だいたい30~40軒に1軒くらいおもしろ飲食店に遭遇するので、みんなも近所の個人経営の定食屋やラーメン屋、うどん屋や蕎麦屋なんかを丁寧に攻めてみよう なおその過程で恐ろしく不味いところに当たっても俺は責任持たない
— a-park@4/12海ゆかば3 れ03 (@a_park) 2014, 3月 15
こう言ったおもしろ飲食店の話をすると決まって「どうしてそんな変な店ばかりに当たるんですか?」という反応をされます。
違うんですよね。狙って訪れるのではなく、たくさんの店を訪れた中にそれらが混じっているのです。
……いや上記の三つのうち廃墟二つは半ば狙って訪れたようなものですが、ラストのギター生演奏は全く予期せずに遭遇しましたからね。あれこそ本当のおもしろ飲食店。
ついに同人誌の電子書籍化に手を出した
自宅に置いている同人誌があまりに増えすぎてどうやっても収納しきれなくなり、しかも今後のコミケや各種オンリー即売会のたびにどんどん同人誌が増えていくだろうことを鑑み、遂に同人誌の電子化に踏み切りました。
使ったのは未来BOOKの同人誌電子化サービスです。
同人誌は3~5ミリ裁断しスキャンします。
同人誌電子化 | 未来BOOK | 本の電子化サービス
同人誌は本を開いた(見開き)時に、絵やセリフが内側ギリギリまで書いてある場合が多いです。
通常の裁断で同人誌を裁断すると絵切れや文字切れが目立ってしまいます。
3~5ミリで裁断して、1枚1枚はがしながらスキャンする方法を考案しました。
※裁断をなるべく背表紙側で切るようにしますが、印刷が背表紙側に寄っている場合は絵切れが起きる場合がございます。
電子書籍化代行サービスは数あれど、「同人誌」の印刷フォーマットをきちんと考慮しているところはなかなか無かったのでこれが決め手でした。
段ボール箱ひとつ、計121冊を依頼。先方への納品完了から電子化終了まで1ヶ月でした。
300dpiの画像データとしてPDF化されました。
電子化する価値は全文検索が可能になることにあると考えているので、画像化してPDFになっただけでは不十分です。
そこでOCRを行うことにしました。
こちらの記事を参考に、今後もこうやって同人誌の電子化を継続して行っていくだろうことも考慮して、OCR専用ソフトの購入を決めました。
読取革命で電子化した文章系同人誌を全てOCR。その後にEvernoteに取り込み。
EvernoteとGoogle検索を連携させているので、例えば以下の画像のように手持ちの資料系同人誌を資料として活用できるようになりました。
ラブライブ雪像の思い出 in 第66回さっぽろ雪まつり
北海道に住み始めてから8回目の冬。初めてさっぽろ雪まつりを訪れた俺は、ラブライブ!雪像と出会いました。
誰もいない深夜の雪祭り会場で一眼レフ構えてラブライブ雪像の写真撮りまくっている pic.twitter.com/zo2ZJtYElq
— a-park (えーぱーく) (@a_park) 2015, 2月 8
色々あって深夜1時に見に行ったためその場に俺しか居らず、ちょうど単焦点レンズ付きの一眼レフを持参していたことも相まってまるでモデル撮影会のごとく写真を撮りまくってしまいました。
とても強いライトが真正面から当たっているのでなんだか平板になっています。
完全な立体ではなく半立体、浮き彫りのような形状のため角度を付けすぎると不自然になります。
壁面イラスト撮影ともフィギュア撮影とも異なる、浮き彫りの撮影とでも言うべきあまり経験したことのない形の撮影で面白かったです。昼間の、上方から光が差している形でも撮ってみたかった。
ラーメン屋とっさの英会話『替え玉』
ラーメンうまかった pic.twitter.com/2IYZldIFVb
— a-park(えーぱーく) (@a_park) 2014, 11月 30
ラーメン食べてたら、店員が「替え玉」概念を中国人観光客に英語で説明しようとしてるところに遭遇した そんなの何て言えば良いのかわからんわ
— a-park(えーぱーく) (@a_park) 2014, 11月 30
少し前、俺がラーメン屋で食事をしているときにこんなことがありました。
この状況をもう少し詳しく説明すると、ラーメン屋の券売機の「替え玉 150円」ボタンを指してアジア系(中国?)の観光客と思われる方々が店員に「これは何か?」と訊ねている場面に遭遇しまして。
その様子を眺めながら自分が店員ならどう説明するかと考えていたんですが、案外すぐに表現を思いつかないものなんですよね。
Pay 100 yen, and you get extra noodle to your soup left. とか?
— もうねるお (@DelioTYO) 2014, 11月 30
リフィル!ヌードル! でええやろ
— フロッグ (@thefrog1192) 2014, 11月 30
先ほどのTweetがRTされた際には様々な「こう答えたら良いのでは」という反応がありました。出てきた候補の表現を挙げると"refill" "extra" "reload" "additional" "another one" "change"あたりになります。
この中で"change"は「"替え"玉」の語感に引きずられすぎているし"reload"は武器に使う動詞なので論外、"extra" "additional" "another one" 辺りがおそらく次善、最も適している表現は"refill"=「(飲食物の)お代わり」なのではないかと。
しかしこれ"refill"にこういう意味があることをこの時まで俺は知らなかったので良い勉強になりました。
これで外国人をラーメン屋に案内して「替え玉」について訊ねられても大丈夫!!