偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

最高に便利だけど、最高にお勧め出来ないfirefox拡張「vimperator」

firefoxvim風のキーバインドで操作できるようにするアドオン「vimperator」を入れてから2週間近く、ようやくまともに使えるようになってきたのでBlogのネタにしてみます。


Firefox 3.0b5とvimperator0.6とAutoPagerizeとLDRizeとMinibufferとldr_cooperation.jsを組み合わせると快適過ぎる - otsune's SnakeOil - subtech

使おうと思ったのはこのあたりの記事を見たから。まずアルファベットがずらずらと並ぶこの記事名の時点でたいがいの人は避けてしまいそうな気もする。


Firefox 3.0インストールする前と、してからやったこと - action power
_vimperatorrc@0704 - noreplyのブログ

インストールに際しては上記2つと、その他検索して見つけた多数の記事を参照しました。

しばらく使ってみての感想は、タイトル通り「最高に便利だけど、最高にお勧め出来ない」というのが正直なところ。
確かに全くキーボードから手を離さないでありとあらゆるブラウザ操作が行えるのは非常に魅力的です。慣れればコマンドを組み合わせて高速で入力することに、よりかなり早く各種操作を行うことが出来るのではないかと。本当に「全て」の操作をキーボードから行えます。autopagerizeと組み合わせることによる無限スクロールも実に便利かつ楽しいです。


しかし、導入初期の敷居が異常なほど高いのもまた疑いようもない事実です。

拡張をfifefoxにインストールしただけでは全く不十分で、そこから設定ファイル(.vimperatorrc)を編集し、プラグインによって機能を拡張しないとほとんど使い物になりません。
上記リンク先にあるような長々とした設定ファイルを読み解き作成し、javascriptで書かれたプラグインを自分で選んで入れ、さらに各プラグインに沿った設定を設定ファイルに記入。たかがアドオンにここまで手間をかけなければならないというのはさすがに人には勧められません。


さらにショートカットキーの競合という別の問題もあります。
vimperatorのキーバインドとfifefoxのショートカットキー、Greacemonkeyで設定したショートカットキー、各Webサービスごとのショートカットキー(LiveDoorReader、Gmailなど)が混在することになるのでもう訳がわかりません。一時期は「このキーをここで押したら何が起こるか」が本気でわからなくなっていました。
もちろんプラグインを用いて衝突を回避する手段はありますが、これも設定ファイルを手で編集しなければならないためまず「設定ファイルが読める」ことが前提になります。


このような理由から、この2週間近くはひたすら暇を見つけてはプラグインを入れ設定ファイルをいじくる毎日でした。何とかまともに日々の巡回と更新に使えるようになったのがこの数日。ここまでが長かった……

と、この記事はあえて意識してマウスを使わないようにして、vimperatorとIt's All Textを用いてVimで書いてみました。ブラウザ・エディタともにVimキーバインドで動くのは気持ちいいですね。無理して普段とかなり違うキーボードの使い方をしているので右手がつりそうですけど。


以下、自分で自分の設定したキーバインドが判らなくなりつつあるので後に見直すために記録。

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今日の購入物

メイド諸君! (4) (ガムコミックスプラス)

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継続購入。これで完結です。
新刊.net - a-parkの買い物リスト に出てきたので発売を知りそのままAmazonに注文してました。こういった発刊ペースの遅い月刊誌連載漫画の発売を知るのに新刊.netは実に便利。

以前に書いた1〜3巻の感想はこちら。
メイド諸君!(1)〜(3) - 偏読日記@はてな
理想化されたメイドカフェを舞台に、そこで働くメイド達の群像劇……だと思っていたらいつの間にか常連客とメイドの非モテオタ恋物語になってたときは頭がどうにかなりそうでした。3巻の「なんで処女じゃないんですか!?」のくだりは色々な意味で名シーン過ぎる。


ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)

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巡回先の紹介記事(S.K式*:早朝・ハローサマー、グッドバイ)を読んでやたら心惹かれたので購入。

そして本作を買ったお陰で、以前に"blowneyes"というHNを使っているSF読みの人を見かけ「茶色の目」って何だそれ、と思っていた疑問が今頃解けたり、「ロケットの夏」エンディング曲の「Hello,Summer Goodbye」の元ネタはこれかと納得していたりします。
少し前に「天の向こう側」を読んで「遙かなる地球の歌」の元ネタを知ったりなんてこともありましたし、こういった「古典」のSF作品を読んでいると意外にも現代オタ文化と底の所で繋がりを見つける事ができるのが面白いです。もちろん元ネタを「勉強」しようと思って読んでいるわけではありませんけど、内容の他ににこういった発見があるから「古典」のお話に触れるのはやめられませんね。