「物語の感想」の四段階
- 第一段階
感想を書いている自分だけが楽しい。読み手には意味不明。
具体性なしに「面白かった!! 凄かった!!」とかそんな感じ。
- 第二段階
対象となる作品に触れたことがある人なら感情の共有という意味で楽しめるが、それ以外にはやっぱり意味不明。
「○○のシーンの○○が素晴らしいんですよ!!」的な叫びになることが多し。
今度は逆に具体的過ぎてよく判らない。
- 第三段階
対象となる作品の属するジャンルに興味がある/知識のある人なら、作品自体に触れたことがなくても感想を楽しめる。
これはちょっと例示が難しいです。
書き手個人のスタイルにかなり左右されるようになってくるので。
- 第四段階
それまで全く縁がなかった人でも面白く読め、興味を持たせることが出来る。
例えるなら日頃ほとんどアニメを見なかった人をTVに貼りつかせ、活字嫌いの人に小説を読ませるとか
また作品に興味を抱かせずとも単純に「感想」の文章自体が面白いのもこのあたり。
……唐突に思いついたので書いてみた。
なんにせよ、書いている本人が楽しそうにしているのが一番と言えばそうですけどね。
下手に分析的になりメタに走って自己満足で衒学的な「感想」を垂れ流す人になるよりは、意味不明でもいいから対象のお話を面白く感じた気持ちをそのまま文章に叩きつけ読んでいる人も一緒に楽しくさせられる人、そういうものに俺はなりたい。