偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女

アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女 PlayStation 2 the Best

アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女 PlayStation 2 the Best

Wee ki ra chs Chronicle Key en grandee sos dius yor.
(尊い貴方を守護る為 クロニクルキーを奏でよう)


Wee ki ra araus tes soara an giue mea iem.
(この身の犠牲と引き換えに 今 この詩を捧げよう)

前回の感想のあとPhase3に進み、オリカ・シュレリアエンドを見てひとまず終了。
ここまでのプレイ時間は40時間弱でした。
Phase2序盤ミシャルートへの分岐からが残ってますが、正直言ってエンディングでの変化などあってないようなものでやり直すとしても大分後になりそう。
いやまさか2、3個台詞が追加されるだけだなんて誰が思いましょうか。


「ボーカル曲の超遠大なPV」「サントラだけ買えば良い」「5割は歌、残り5割はヒロインでRPGはオマケ」(俺)なんて散々に言われていますけど、プレイし終えて振り返ればそこそこゲームとしても楽しんでいる俺が。

ボス敵が「強い」というよりただ単に「倒しにくい」(詩魔法全吸収、毎ターンHPが大量に回復等々)だけだったり、ボス戦以外の戦闘も楽すぎるか異常に長引くかのどちらかしか無かったりと戦闘のバランスについては不満が残るもの、それ以外については十分に及第点。

なにか画期的な点があるわけではないけれど、十分に高いレベルで全てが小奇麗にまとまっているかと。
何度も言うとおりこのゲームの主眼は歌とヒロインにあるのでそれを阻害していないというだけで十分です。


で、プレイし終えたのを機に先日購入したVo曲集のうちミシャルート登場曲を収録した「星詠」を初めて聴いてみたのですが、EXEC_CHRONICLE_KEY_/.のあまりのレベルの高さに悶絶する俺。
これは是非ともゲーム中で話の流れに合わせて初めて聴きたかったです。


もちろんオリカルートの曲たちも十分に素晴らしいものであったのですが、なんというか比較とかそういう次元を越えてます。

冒頭で少し引用しましたけど、全編ゲーム中の架空言語(参考:ヒュムノス語 - Wikipedia)の詞でこれだけ聴かせる曲に出来る志方あきこは本当はレーヴァテイル*1なんじゃないかと疑ってしまいますよ。

現実世界では、アルトネリコ関連楽曲の作詞担当者は基本的に最低限のヒュムノス運用能力があると考えてよい。 中でも志方あきこは、最も多くの単語を考案しており、現実世界で最もヒュムノス単語に詳しい人物である。
しかし、ヒュムノス語自体を考案したのはディレクターの土屋暁なので、文法では彼が最も詳しい。
その他に、一般人でゲーム内や楽曲中のヒュムノス語を解読し、公式ホームページで紹介されたほどの猛者も存在する。
CD等の楽曲以外現実の世界で発話した記録は少なく、アルトネリコの制作記者会見にて志方あきこがヒュムノス語で挨拶した記録が残されている程度と思われる。

ヒュムノス語 - Wikipedia

挨拶まで出来るなんてこいつは本物だぜ・・・

*1:作中の「詩魔法」の使い手たち