偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

いつの間にか開催され、いつの間にか終わっていた「ヤンデレ作文&イラストコンクール」が素晴らしかった件

マグマニ夏休み特別企画 ヤンデレ作文&イラストコンクール開催!! - マグマニ ホームページ

夏休み特別企画として、今巷でムーブメントとなっている「ヤンデレ」をテーマとした作文及びイラストを公募します。
応募作品はマグマニWebサイトおよび店頭で発表した上、優秀作品は角川書店刊『未来日記』もしくはアスキー・メディアワークス刊『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の既刊サイン本セットを進呈させて頂きます。

この記事が掲載されたのは7/15、俺が知ったのは8/3(はてなブックマークの追加日時参照
全くネット上で話題にならずにひっそりと開催されたこのコンクール、告知されたときと同様にほとんど何処のサイトにも取り上げられないまま選考結果が先日発表されていました。


ヤンデレコンクール優秀作品発表 - マグマニ ホームページ

「あたし、ヤンデレになる!!」
憧れの先輩のハートを射止めるためにヤンデレになることを、親友のKちゃんに宣言したのが二ヶ月前の五月のこと。


四月に入学したあたしは、部活紹介で見かけた先輩に一目ぼれ。しかし、先輩はとても素敵な人であったため、恋のライバルがたくさんいました(みんな美人)。
 自慢ではないのですが、あたしはいたって平凡な、ごく普通の女の子。勝ち目の無さに落ち込んでいたときに、あたしは出会ったのです。


 そう、“ヤンデレ”と。


(続きはリンク先参照)

「憧れのヤンデレ」


ヤンデレの一般化に伴い、「自称ちゃん」すなわちネット上の自己紹介やら何やらで「私ってヤンデレ」という人が増えつつある昨今だからこそ書けるお話だと思います。
上で引用した冒頭の一文を見たときには、「自称ヤンデレ」という一点に寄りかかっただけかと思いましたけどそんな事はなく。ラストで一ひねり加えて上手くまとめています。


実は俺も作文部門に投稿していたものの、無駄に長い上にいつもこのBlogで書いているような調査・考察系の文章だったので、短いながらもよくまとまったこいつには勝てる気がしません。
とはいえ、俺が書いたあのヤンデレ考察も(今のところ)類似の事をしている人は居なさそうなので、後でWeb用に再構成してアップしようかと考えています。


それにしても、何故このコンクールがここまで知られていないのか不思議すぎる。

さて、作文部門応募総数9作品、イラスト部門3作品と、数的には少なめですが、おかげさまでなかなかに珠玉の作品群が集まりました。
応募して頂いた方々には感謝感謝です。
最初の方なんか一通も来なくて企画自体がポシャりそうになりましたから。

優秀作品発表時の選考担当のコメントからしてこれですから。オタク系ニュースサイトに取り上げてもらえないと、この手の企画というのは「存在しなかった事」になってしまうと言うのを実感してます。ネットって怖いね。