偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

猫侍

帰省した際に近所のゲーム屋で見つけ衝動買いした「猫侍」をここ数日こつこつやってるんですが、あまりのシュールさ(?)に悶絶寸前です。
あの凄さはいくら言葉を並べたところで説明しきることは到底不可能だと思うので、何も言わずに下の画像たちを見て下さい。





主人公「弟斬十兵衛」(32)です。猫です侍です。
お気に入りの場所で静かに景色を眺めながら一服したりします。ハードボイルドです。





なんだろうこの名伏しがたきものたちは。

もはやこれは「やさ男」という概念に対する挑戦と言っても過言ではないと思う。




主人公の親友、阿蘭陀仁右衛門(30) 蘭学かぶれの猫又です。

丑の刻(午前2時)に突然家にやってきて「夜釣り行くぞ!」とか言い出す仁右衛門。うぜぇ。


ゲームの内容としては猫又の剣客弟斬十兵衛となって江戸時代中期の深川で暮らすというもの。
特に明確な目的などは設定されず、勝手気ままな猫又暮らしを送るのみ。
街の中に十数か所立ち寄れるポイントが設定されており、そこらの民家を覗いたり餌を貰ったり(猫又の)弟子を取って剣を教えたり等々のイベントをこなしながら日常を過ごしていきます。
あんな見かけをしていても人間からは普通の猫にしか見えないらしいので、普通に街に出ても大丈夫。
猫の立場からのぞき見る人間社会の様相に対する十兵衛のコメントが地味に面白いです。


イベント発生条件が不明すぎて下手すると数日何も起こらずに過ごすことになってしまったりとゲームとしての面白さでは微妙なところですけど、「街に暮らす猫になった気分」を味わえるという意味ではかなりレベル高いですこのゲーム。
惜しむらくは1999年発売のこのゲームを2002年に買ったPS2でやっているという俺の環境のせいかロードエラーが頻発するところ。
セーブは決まった場所でしか出来ないため、面倒くさがってそのまま進めているとフリーズして数時間分の成果が全部パーなんてことがざらにあり。
急いで進めるタイプのゲームでは無いので、思い出したときにでも少しづつやるとします。
とりあえずさっきも3時間分くらいの成果をフリーズして捨てたばかりなんで。