読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

宮城県多賀城市が製作した東日本大震災記録動画が気配入りすぎ

雑記

多賀城市 多賀城市内の被災映像

wmv形式 477MB 33分50秒33分 長いよ! しかも中盤以降は音楽付き。

震災直後の4月くらいに、「パリは燃えているか」に被災記録写真を合わせたなんとも言いがたい動画*1を被災自治体自ら作っていた多賀城市がまたやってくれました。
12分〜13分あたりの音楽が入り始めてから緊急消防援助隊の集結と出動までの中盤の盛り上がり(?)など、まるでパニック映画さながら。というか消防や警察が出動しているシーンにエースコンバットのBGMみたいな曲を合わせるのはやめてよお!

多賀城市は俺が6歳から18歳までの少年期から思春期までを過ごした故郷の街であり、津波の浸水区域はちょうど住んでいたころの俺の自転車での行動範囲と綺麗に重なります。おかげで出てくる景色のほぼ全てに心当たりがあり。
たとえばこれが、ネット上で拾った写真や動画を組み合わせて無関係な人間が作った動画だったらこうも複雑な気分にはなりませんよ。しかしこれを被災自治体自らやっているというのが振り上げた拳の下ろしどころがわからない状態で…… しかも音楽と写真の選択と編集の妙で、やたら格好いい映像になっているのがもう。
市民が撮影した津波来襲の瞬間の映像から直後の破壊された市街の映像につなぎ、その後は消防や警察や自衛隊の出動シーンを写し、最後は各地からのボランティアによる支援を描いてラストの感謝の言葉へ。「被災地」*2の自治体があの日からの数ヶ月でたどった道のりを見事に描いていると思います。

多賀城市の被災情報は他にも撮影位置を地図上に示して市民撮影の津波動画を公開していたりとやたら充実しています。同じ宮城県の沿岸自治体として仙台・名取・七ヶ浜・石巻あたりのWebサイトを調べても写真はまだしも記録動画を公開しているところは見つかりませんでした。この情熱は一体どこからやってくるのだろう。

*1:今回ので差し替えられたためいまは公開されていません

*2:あまりこの単語は使いたくないのですが……