リアル鬼ごっこ
友人T氏が「(ネタとして)面白い本あるよ」と言ってプレゼントしてくれたこの「リアル鬼ごっこ」
変な本好きで知られた彼が渡してくれたこれが普通の作品である訳が無いと思い初めから覚悟して読みましたが………事前の予想のさらに斜め上をいっていました。
あまりにも(負の意味でな)凄すぎて感想を書く気力すら沸きません。
というか、日記を書いている現時点で読後約1時間なのにあらすじをほとんど思い出せないくらい心に残らないと言うのは逆の意味でレベルが高すぎると思います。
とりあえず人は一つの作品に対する怒りをこれほど多種多様に表現できるのかという事に感銘を覚えてしまいそうになるAmazonのカスタマーレビューがこの本の全てを語っているかと。
中でも一番面白かったのは、
昨日、おとうさんが、
お仕事の帰りにこの本を拾ってきました。
おとうさんはいつも僕に
「本は大切にしなさい。書いた人の思いがこめられているのだから」
と言います。
そんなおとうさんですから、帰ってきたときは
「本を捨てる人がいるなんて許せない。本がかわいそうだ」
と怒っていました。
僕がおやすみを言いにおとうさんの部屋に行ったとき、
「これからこの本を読んでみる」と言いました。
今朝、おとうさんはこの本を捨てに行きました。
「世の中には、許せないことと許されることがある」のだそうです。
「許せないこと」、「許されること」ってそれぞれ何なのか
今、僕は考えています。
おとうさん……