最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で
最終兵器彼女外伝集―世界の果てには君と二人で (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 高橋しん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: コミック
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最近かなり熱が薄れてきているとはいえ、一人暮らしを初めて最初に全巻そろえたのが「最終兵器彼女」なくらいには熱中していた身として一応購入。
……が、本編の出来にはとても及ばないなあというのが正直なところ。
中途半端に登場人物たちを「現実」と向き合わせようとしても、元となる「最終兵器彼女」の世界観自体にそこまでの強度がないのでなんともちぐはぐなお話になっている感があります。
あくまでも「主人公2人の恋愛物語」が最上段にあって、世界設定その他は全てその舞台装置なのが「最終兵器彼女」という作品だと俺は思っています。
逆に言えば、シュウジとちせの主人公二人の存在無しに世界設定だけ同じで登場人物を変えてみてもそれは舞台だけあって演じる俳優が居ないようなもの。
本編は徹頭徹尾「シュウジとちせのための物語」だということを、外伝を読んで改めて実感しました。
(この「閉じている」感は批判を受ける所でもありますけど)