あなたは、ピュアな心の持ち主ですか? - 「ドリームクラブ」
巷で大流行のニンテンドーDSの中の彼女に背を向け、ここ数日はせっせとピュアな心の持ち主だけが入店できる会員制のお店に通ってます。
会社から帰ってきて真っ先にXBOX360を起動し、「今日の仕事どうだった?」と嬢に訊かれた瞬間、俺はまさに主人公と一つになる。
プレイ開始直後に撮影したスクリーンショット。左から右へ、普通ならこの2枚の間に紆余曲折があるところでしょうが実際のプレイでは数秒しかありません。
現実感だとかリアリティとか、そんな戯言たちを全て吹き飛ばす豪快な導入部には驚きすぎて突っ込むことすら思いつきませんでした。そして突然目の前に現れた(比喩じゃありません)ドリクラに平気で通う主人公の適応能力が恐ろしい。
内装を見ただけでは人物としての背景が全く見えない主人公の部屋。あまりにも生活感が無さ過ぎて気持ち悪さすら感じます。セーフハウスか何かですか、ここは?
本名でプレイすると画面写真を公開できなくなるし、a-park(えーぱーく)は姓名に分割しづらいので、「宇古木 蒼」(愛称:あおくん)でプレイ開始。
しかしどうにも慣れず、「宇古木さん」と連呼される度に吹き出してました。本名でやるよりかえって辛いかもしれません……
見た目が好みだからと言う身も蓋もない理由で初回は魅杏(ツンデレ・モデル)狙いで行くことに決定。主人公のキャラクター&世界観的に一人に通い詰めるのは不自然な気がしたので、並行して亜麻音(映画好き・お嬢様)・玲香(関西弁・プロボウラー志望)もたまに指名を入れます。
……あとから撮影した画面写真を見返したら魅杏しかなかったあたり、無意識の力ってこわい。
「使用前 → 使用後」もしくは「素面 → ほろ酔い」の図。写真だと小さくて見づらいですが、酔っぱらうと台詞のフォントが手書き風に。
お前ら本当にキャバ嬢ドリ嬢か、と疑問に思うくらい一部の人は酒に弱いです。若い/新人の魅杏・亜麻音あたりは特に弱いようで、プレイヤーが注意していないと勝手に一人で飲みすぎて勝手に一人で倒れます。一度など亜麻音を二週連続で飲ませ過ぎで倒してしまいどうしようかと思いました。自分のペースくらい把握しろよ。
歳上/玄人風の人達は恐らくペースを守って飲むのでなかなか酔わないのでしょう。酔わせた方がガードが緩んで会話の選択肢が増え好感度が上がりやすくなるので、酔いやすい=初心者向けの攻略の易しいキャラの法則が成り立つかと。
平日にバイトしてそのお金を週末の夜にキャバクラドリクラで嬢に貢ぐという素晴らしい生活。初期のバイト先の選択肢が「コンビニ」「ギャンブル」の二択だったりと、細かいところにまでこだわりを感じますね。
バイト先に「ギャンブル」を選んだときでも「がんばって稼ぐぞ」と意気込む主人公の姿が雄々しすぎて俺には彼に掛ける言葉が見つかりません。。
受付の男装娘に言われて「うひょお!!」と歓喜する俺。プレイしてるとだんだんと主人公の言動が伝染ってきます。
でも、体操服は止めた方が良いと思うんだ…… これはないわ…… ないわ……
他のコスプレデーはバニーガール・制服でなかなか良くて期待していったらこれですよ。
ちょうどコスプレデー(体操服)の日に初めてカラオケリクエストを受け付けてもらいました。(それまでは断られていた)
不自然なまでに煌びやかな店内、歌い踊る体操服姿の嬢、リズムに合わせて必死でマラカスやタンバリンで盛り上げる主人公(=俺) この世のものとは思えない光景がそこに。
帰りに見送ってくれる事があるのですが、発生条件が未だによく判りません。
そして全員に共通で用意されている「前屈みになって顔を寄せて怒る」モーションのおかげでアップになっているのが右の画像。通常の制服姿だと前屈みになった際に色々と眼福なモノ*1が見れるんですけど、体操服では何のおもしろみもありません。何がコスプレデーだよ、クソが……
前情報の時点では相当なバカゲーだと思っていて、実際にやってもその印象はあまり変わらないのですけれど、意外にもまっとうに面白くもあったり。
限られた資源(お金と時間)を効果的に配分することにより最大限の利益(嬢からの好感度)を得るのが目的と言う観点から見ると「ドリームクラブ」はまごう事なき「ゲーム」の一種。
主人公が機会さえあれば嬢を口説きに掛かる一昔前のラブコメ主人公のような奴であること、物語の進行が単純な会話による好感度上げに依存していること。
これらを考え合わせると、舞台設定が特殊すぎるだけで中身はとても古典的なエロゲ/ギャルゲの枠組みの中に完全に収まっているということなのでしょう。
【MAD】ドリームクラブ「THE GIRL OF FLOWER」‐ニコニコ動画(ββ)
それにしても魅杏はかわいい。
*1:胸元とか胸元とか胸元とか