偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

良い自虐、悪い自虐

自虐って他の人をいじるわけじゃ無いので
気兼ねなくやることができるんですよ。
だから、書きやすいし、ネタにしやすい。
使いやすいんですよね。

ネタが無いなら自分がネタになればいいじゃないという逆転の発想ですね。
俺もはてなダイアリー移行前は自虐が持ちネタでした。
何がどうあろうとも生きている限り自分自身と離れることは無いわけで、四六時中いっしょに過ごしている「自分」の行動やなにやらからネタを探すという方向に走るのは自然なことではないでしょうか。


なんにせよ、どのような原因から自虐テキストを書いていようが最終的にエンターテイメントとして成り立っていたり、そうでなくても文章としてきちんとしてれば全く問題ないんですが偶にあるのはその辺りのしっかりしていない自虐テキスト。

多用しすぎるあまりまたこの人は自虐オチで納めようとしてるなと文章が始まった瞬間に読めるようになってしまい意外性が無くなるパターン化。
テキストが表現する「ダメな自分」と、その文章を「書いている自分」をはっきり分けられず冷静な視点を失ってしまい書きあがるは何の面白味も無いただの愚痴。


このあたりの行き過ぎてしまった自虐テキストは、ただの過剰な自意識たれ流しになってしまって読んでいてあまり楽しいものではないですね。