偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

積み本崩し

  ウィーッス  ∧_∧∩  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       (´∀`*// <  なのはStrikerS買ってきたぞーい
    ⊂二     /   \_________
     |  )  /
   【1巻】/    ̄)
      ( <⌒<.<
      >/ 

何時までたってもamazonから届かないのでしびれを切らして実家から戻ってくる途中で買ってきました。
そして確認してみれば届かなかった原因はamazonに登録していた住所が間違っていた(市が抜けてた)だけという罠。


それはそうと、帰省中の移動時間を利用して未読の山を崩してたんでまとめて感想。


ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

「普通の男の子と一風変わった女の子」というシチュエーション限定短編集として実に秀逸な出来。
最終編である「むかし、爆弾が落ちてきて」の「未来へと(時間線の上を)走っていく女の子」というのは「サマー/タイム/トラベラー」を思い出してしまいました。あちらは置いて行かれて此方は追いつくという意味では逆ですが。
あと、内容にはあんまり関係ないけど古橋秀之はちょっと眼鏡っ娘が好きすぎると思った。


順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

イーガン先生SUGEEEE!!
「宇宙消失」が気に入って他のグレッグ・イーガン作品を読もうと思って買ったんですが、人間の精神をネット上にコピーというネタからこういう方向に持っていくのは予想の斜め上。
ちょっと難解すぎて俺の頭が付いていけなくなりそうでしたが、発想の斬新さだけでお腹一杯でした。
また「コピー」された人間の精神構造の変化をとことん突き詰めてるあたりもなかなか面白かったです。
この勢いで「ディアスポラ」「しあわせの理由」あたりも読む予定。


死闘の本土上空―B-29対日本空軍 (文春文庫)

死闘の本土上空―B-29対日本空軍 (文春文庫)

日本の航空戦史を学ぶ上でこの人を知らなければモグリといっても過言ではない渡辺洋二の初著作。
(俺が買ったのは最近出た加筆・訂正版です)

とことん証言と資料を集め、基本的に日本側の立場に立ちながらも感情を廃した氏の文章は戦史本としてはこれ以上ないクオリティだと思います。
……あまりにも淡々と「負けていく」様が語られるので逆に暗澹たる気分になって来るのが難点といえば難点か。


イコノクラスト!〈7〉齟齬 (MF文庫J)

イコノクラスト!〈7〉齟齬 (MF文庫J)

修羅場!修羅場!(の予感が来たよ!!)


そして帰省中にまた何冊か買ったので俺の机の上の本の山は結局小さくなっていない現状。
まるで賽の河原の石積みの逆バージョンのようです。山を全部崩したら願いがかなうってか?