ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD
ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD 眠れないCDシリーズ Vol.2
- アーティスト: イメージ・アルバム,落合祐里香,広橋涼,河原木志穂
- 出版社/メーカー: EDGE RECORDS
- 発売日: 2008/01/11
- メディア: CD
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届いたは届いたものの色々あってまだ聴けていないので、今夜は「眠れない」と題しているのが真実かどうか俺の身でもって確かめてみようと思います。
今日の購入物(Amazonから到着) - 偏読日記@はてな
結論:眠れませんでした おかげで今日遅刻しかけました
単純な騒音ではなく、意味のある人の声を聴きながらだと眠れないというのもありますが内容が素敵すぎたせいでもあり。
「五寸釘って凄いよねぇ〜」はその唐突さも含め歴史に残る名台詞だと思います。
聴いた瞬間あまりの超展開に布団の中で吹き出してしまい、それ以降は平常心を保っていられませんでした。
本当に何食ってたらあんなテキストを書けるんだ。
CDドラマの10数分という中で全てを表現しなければいけないという制約上かなりの急展開であり、上述のように性急さ、唐突さを感じてしまう事はどうしようもありません。
そういう意味では俺が以前に「やんデレ」の感想記事で書いた
一ルート3〜4時間程度のボリュームなので「平穏な日常」描写がほとんど存在せず、また各ヒロインとの馴れ初めも描写されない(ゲーム開始時点で既にかなり親しい)のでギャップ萌えという観点からはいまいち。
やんデレ - 偏読日記@はてな
が、「ヤンデレ」というキャラ類型に付きまとう「凶行を行う美少女」という観点を極限まで推し進めたその表現がある種の高みに到達していることも確かです。
俺個人としてはギャップ萌え成分が多いほうが好きですけど、これはこれで「凄い」(面白い、というのとはまた違うかな)作品だと思いました。
と言う記述をまさにそのまま当てはめることが出来ると言えましょう。
しかしその制約の中でバリエーションを広げようとしているのは評価できるところ。
「柏木 園子編」でやけに説明ゼリフ口調だと思ったのもつかのま、その原因と主人公(=聞き手)のおかれている状況を把握した際は背筋の凍る思いでした。(布団の中で)
それと、今この感想を書きながら演じた声優さんたちの作品に対する感想トークを聴いているのですが、これもまた本編とは違う意味で面白すぎて悶絶もの。
(自らの演じたキャラクターを評して)「私は(自分が)ヤンデレの気はあるとは思っていましたけど、ここまでではないです」「一方的な片思いを寄せているだけ」「本当にこんな娘は居ないと思いますけど、というか居ても困りますけど」
「私はここまででは、ここまでではないですけど(中略)嫉妬してどうしようもなくなってしまうことはある」「駄目ですよ浮気は!!」
(自らの演じたキャラクターを評して)「まぁ間違った愛し方ではあると思うんですけど〜」
「これを聴いたら、現実の女の子のほうが良いと思うんじゃないでしょうか?」
(自らの演じたキャラクターを評して)「きっとこの娘は、着信拒否された携帯電話相手にお話しちゃったりするタイプだと思うので」
「お薦めは、夜も深まった1時か2時あたりに聴いてくれるとより一層楽しめると思います」
感想トークだけで4:49も話しているとか落合祐里香頑張りすぎ。
そして上2人に共通するパターンとして、「ヤンデレ」に対し一定の理解を示しつつも必死で予防線を貼り距離をとっているかのような言動が目立つのですが、これはやはり自分達のイメージの低下を恐れてのことなんでしょうかね。
今時の声優がある種の「アイドル」的にファンから見られるものである以上、反社会的存在に対しあまり共感をしめしてはいけないと言うことかな?