「Angel Beats!」全13話を2日間で観たけど天使ちゃんかわいい
Angel Beats! 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
「順応性を高めなさい。あるがままを受け入れるのよ」 (「Angel Beats!」1話より)
2010年の春アニメのなかで一二を争う事前の人気と放映中の話題性を誇っていたこの「Angel Beats!」 放映地域から外れていたので見てはいなかったものの、みんなが大騒ぎしているのでずっと気になっている作品ではありました。
そんな本作が、ふと近所のレンタルショップをのぞいたら全巻揃っていたのでこれ幸いとレンタルして一気に観てみました。
ちなみに麻枝准シナリオのゲームは一作もやったことがなく、本作についての事前の知識も「死後の世界が舞台」ていど。かなりフラットな状態で鑑賞できたと思ってます。
観ながらTwitterにその時点での感想を投げていたので、まずはそちらを載せてみます。
いまから一人Angel Beats!マラソン始めるよ!
わけわからん
AB! 1話みた あーこのギャグセンスは徹底的に俺とは合わないなー
1話感想。さっぱり話にのれませんでした。こういうタイプのギャグは俺は好きじゃない。
ゆりっぺエロい (AB!2話観てる)
AB! 2話まで観た うーん、「何やっても死なない」というワイルドカードを扱いきれて無い感がものすごくあるんだけど
2話。「死後の世界だから刺されようが潰されようが溺れようが何があっても死なない」という展開上のフリーハンドを扱いきれてないきがするんですよね。ギャグに出来ているかというとちょっと首をひねりますし。
AB!3話突入 オープニングの名前の吹き出しが出る演出を放映が始まった当初に画像で観て、誰かが作ったコラ画像だとかなり長い間信じていたのはここだけの話
いちいち挿入される場所表記がゲームっぽいな
岩沢サーン!!
3話。岩沢さんがいきなり自らの過去をとうとうと語り出した時にはびっくりしましたが、その程度はこの作品では序の口でした……
おお、OPが特別バージョンだ これは面白い演出 (AB!4話観てる)
あ、なんかこの作品が要求する笑いの需要の仕方がわかってきた気がする
高まってきた! 俺の順応性が高まってきたよ!
しかしまあ回想シーンの多いアニメだな
AB!4話まで観た 各種宣伝イメージや俺の周りでの需要のされ方からもっと女の子を前面に押し出したお話かと思ってたけど、全然そんな事ないな / ゆりっぺとユイ以外の女性陣の影が薄すぎるので男ばっかりの話に見える
作品自体の雰囲気は変わらないものの、この辺りから俺の「順応性が高まった」のかギャグで問題なく笑えるようになってました。たぶん一番楽しんで観ていたのがこの頃のはず。
音無と向かい合ってるシーンで気がついたけど天使ちゃん異様に小さいな 高校生とは思えん (AB!4話観てる)
(※ここは「5話」のまちがい)なんか連続で観てたら順応したのかAB!のギャグで普通に笑えるようになってきた
AB! 5話まで観た なるほど初期に提示された話の枠組みがここで一度ひっくり返るのね / あと、ホントゆりっぺ・天使・ユイ以外の女子の影が薄い 萌えオタ達の人気がこの辺に集中するのは単なる消去法だった訳ね
5話まで観ても関根と入江の顔と名前が一致しない
初期に提示された「天使との戦い」という初期のお話の目的が中盤まで来てひっくり返るのはまあセオリー通りですよね。
Twitterには投稿しませんでしたが、音無君が天使ちゃんに名前を尋ねるシーンでいきなり「綺麗な名前だ……」なんて言いだしたときには何が起きてるのかと思った。
あー、これは去年の春頃にみんなが天使ちゃん天使ちゃん騒いでた気持ちがわかるわー 4話くらいからあからさまにフォーカスが当たるね
えええ? ここで回想シーン来るの? ええ?
そんな突然語り出されてもこっちが困るわ
AB!6話まで観た なんか無理やり納得させられているような感がすごい 単純に詰め込み過ぎなんだよな あと天使ちゃんかわいい
しかしまあ「順応性を高めなさい」じゃないが、1話を観ているときには苦痛でしかなかったAB!のギャグが深夜のテンションの高さも手伝って4話くらいから素直に笑えるようになってる自分にびっくりだわ
実のところ女性キャラクターできちんと出番と台詞が用意されているのがゆりっぺ・天使・ユイの3人だけで、そこから消去法で行ったら萌えオタの皆さんは天使ちゃんに集中するよね、と観ていてつくづく実感。
そして6話ラストの唐突な回想シーンには3話に引き続き……いやそれ以上に置いてけぼりな気分に。
直井さん なんなのあんた
回想シーン+人物の語りで強制的に話を動かすのを繰り返すからなんか付いていけない気持ちになるのかねー (AB!7話観てる)
おいいつまで回想シーンなんだよ
AB!7話まで観た これはもう確実に「天使ちゃんルート」入ったね / こういう表現はあまりにギャルゲ/エロゲ脳過ぎるので好きじゃないんだが、偶然の積み重ねであり得た色々な可能性が収束し、主人公の視線のむく先がこていされてく様子を表すにはぴったりなのでつい使ってしまう
さてあと6話でどう話が転がるのやらと思いながら今日はもう寝る
回想シーン+モノローグで溜め無しに強制的にお話を動かされると観ているこっちの感情が付いてけないんですよね。
ひとりAngel Beats!マラソン後半戦はじまるよー!! / 今日中に8?13話を観てしまいたい
順応性を高めるため甘酒の泡盛割を作った (AB!8話観てる)
「順応性を高めなさい」というフレーズが妙にツボに入ってずっと頭から離れない
絵面と音楽が感動的なのに展開が完全にギャグでどんな顔をしてみたらいいのかわからんぞこれ
AB!8話までみた なんて音無君はいつのまにやらこんな天使ちゃん一筋になってるの?
やっぱり「何をされても死なない」を上手く扱えてないんだよなあ。
ゆりっぺルート・岩沢さんルート・ユイにゃんルート等々を全て終えたあとに解放される「天使ちゃんルート」を物凄く圧縮してアニメで観ているような感覚 (ひとりAB!マラソン継続中)
しかしゆりっぺは本当にエロい身体と声してんな 女性陣の中で一人突出してる気がする (ひとりAB!マラソン継続中)
もともとそういう風に作ってあるマルチエンド型ゲーム以外のジャンルの作品に対して「ルート」「エンド」等の表現を使っちゃう男の人ってと思ったけどAB!に対しては使わざるを得ない
自分で奇跡って言うなよ
AB!9話まで観た パジャマ姿の天使ちゃんが小さすぎてなんか犯罪のにおいがするね あと繰り返すけど自分で自分のことを奇跡扱いする面の皮の厚さはすごいw
ゆりっぺから漂うあのエロさの源はなんなんだろう……
10話開始
おおお数話ぶりに画面が女の子だけで埋まった
結局10話まで観ても関根と入江の顔と名前が一致してません
い み が わ か ら な い
なんでこうなるの?
なんか挿入歌が流れたりして感動ムードなんだけど俺は一人液晶TVの前でおいてけぼり (AB!10話観てる)
「俺が呆然としている間にストーリーはどんどん進んでいく(AA略)」的な気分になることが結構あったけど、10話の前には全部吹き飛んだわ (ひとりAB!マラソン継続中)
おいここまで来て新展開かよ あと3話しかないんだぞ
感想の投稿は主にOPテーマ中・Aパート終了時のアイキャッチ中・エンディングテーマ中にしていて、本編を観ている最中は画面に集中することにしていたのだけど10話終盤の展開にはそのルールすら忘れた。「い み が わ か ら な い」からの怒濤の4連投にはいま見返しても当時の気分が蘇ってきますね。
AB! 11話まで観た あと2話で終わるのこれ?
11話はどうも印象が薄いんですよね。
入江と関根が何話ぶりかわからないぐらい久しぶりに喋ったけどどっちがどっちかわからない!!
愛wwwwwww
ハートマークがうぜえ
びっくりして本気で噴いてしまった
ダメだこれは笑うw
ゆりっぺそれで上手いこといったつもりなの?
AB! 12話おわり さて泣いても笑っても次でDVDの最終巻だ / いったん風呂に入って身を清めてから最終話に向き合いたいと思います!
OPテーマ中はいつもTwitterに投稿していたので例の名前の吹き出しが各キャラクターに付くくだりを良く観ないままでした。おかげで12話まで観ても関根と入江の区別が付かないままに……この感想記事を書いている今もどっちがどっちだかわからない。
AB! 最終話。
おお、OPの名前紹介シーンに全員が揃ってる
なんかもう作品全体が賢者タイムに入ってる感じだ (AB! 13話観てる)
えっこの人何を言ってるの・?
おいそれが伏線かよ!! いみがわからん!
あーこれが噂の最終話Cパートねえ
これはこれでありだな
全てをやり遂げたあとの余韻にひたっているような平穏さに満ちた画面に置いてけぼりにされたような気分で観ていたら、ラスト直前の音無君でもう何もかも吹っ飛んだ。「えっこの人何を言ってるの……?」はあの瞬間の嘘偽りない俺の気持ち。
ANOTHER EPILOGUEまで観て2日間に渡ったAngel Beats!マラソンもこれにて終了 ふぅ
放映当時は終盤の3話くらいになると放映されるたびにTLで大混乱が起きていていったいどんな話なんだろうと不思議だったがいろいろ納得
主要キャラクター全員が横に並んだEDの画像を観て、女の子の人数の割りに萌えオタ連中の人気が天使・ユイに二極集中してるのは何故なんだろうと放映当時は思ってたけど単純に登場頻度の問題だったんだね
どうもすっきりしない 俺がAngel Beats!連続視聴に費やしたこの8時間くらいはなんだったんだ
こうして2日間で全13話+特別編を観て残ったのはなんとも釈然としない気分のみ。
長大なマルチエンド型ギャルゲー/エロゲーとしての「Angel Beats!」原典がどこかに存在して、そこから「天使ちゃんルート」をメインにゆりっぺルート&岩沢さんルートのエピソードを混ぜて1クールのアニメに押し込んだものを観ているような気分がずっとぬぐい去れませんでした。もちろん、この場合の「天使ちゃんルート」は他の娘たちとのエンディング全てに到達したあとで行けるようになるいわゆる"トゥルーエンド"で。
置いてけぼりにされたように感じた展開の数々も、マルチエンド型ギャルゲー/エロゲーとして数十時間に渡って彼ら彼女らの物語に触れたあとならきっと問題なく感情移入できて心を動かされていたはず。
こうやって感想記事を書きながらいろいろと考えている今も、頭の中では決して手の届かないアニメ化される前の「Angel Beats!」の原典のようなものが幻視されて仕方がありませんよ。