俺もブロガー精神論
@raf00 宣言するか否かは些末なことですよ。大切なのは、己がブログという媒体を愛しているのか、あるいはブログという媒体に見合った文字列をアウトプットすることを愛好しているのか&そのぐらいのアウトプットが効果的なように自分を調整しているのか、ですよ。他人なんてしらぬ俺がやる!
2013-01-10 01:00:47 via web to @raf00
何が悲しくて、ブログを愛好する者が、他のブロガーと繋がるためにSNSを使わなければならないんだ!そんな事する前に、相手のブログにトラックバック打てよ!(中略)インスタントな繋がりは、インスタントな結果しか生まない。ブロガーなら、ブログを使って「お、こいつまた何かゴソゴソやってるな」と相手に認知させてからダメ押し的にSNSを使うべきだろう。そのほうが仲良くもなれるだろうし。
俺のブロガー精神論 - シロクマの屑籠
ブログは2008年あたりから2012年まで、SNSの台頭の影に隠れて「たいしたものではない・くだらないものでしかない・時代おくれの遺物」とみなされ続けてきた。その間、長文をアーカイブ化できるというメリットは長いこと忘れられていた。だからチャンスは幾らでもある――頭がSNSボケしてない限りは。
俺のブロガー精神論 - シロクマの屑籠
なんて熱い叫び……!!
これらの記事に横溢する@twit_shirokuma氏の熱気にあてられ、釣られて思わず「ブログ論」を書きそうになっている俺がそこに。
しかし振り返ってみれば以前に 毎日Blog更新してるような人の「Blog論」はもうお腹いっぱい - 偏読日記@はてな という記事を書いたこともあるし、これらの記事へついたはてなブックマークコメントを見ての最初の感想が
こんなのだったし、「ブログ論」書くよりまずは通常の更新が本来のスタイルと思い直しました。
「被災地」ビフォアーアフター@俺の故郷 - 偏読日記@はてな
というわけでネタ集めから3年掛けたこの記事をようやく公開して、
早狩武志論 「うまくいくばかりが、恋じゃない」 全文公開しました - 偏読日記@はてな
今のところたぶんだれもネット上で書いていない早狩武志についてのまとまった論考を寄稿した同人誌が完売したので全文公開。
ここまでやって一息ついたので、遅まきながら俺も自分なりの「ブロガー精神論」を書いてみるとします。
むろん、「精神論」と言うからにはここで書くべきは小手先のアクセスアップのテクニックや、書くとこんな良いことがあるという「ブログ執筆の勧め」なんて生やさしいものでは無く。
自分自身がなぜブログを書いているのか、ネット上で長文を公開しているのかという精神性についてでしょう。
実のところなぜ書くのか、というのを深く突き詰めて考えてみたことは無かったので自問自答を繰り返して自らの心の中を掘ってみたところ、俺はコンテンツを提供する側であることに非常に高い価値をおいているというのがはっきりしてきました。これはもう理由など無く、俺の内心に強固に根付いた信念ですね。
思えばmixiが盛んだった頃も、「マイミク数十人にしか届かないmixi日記より、数万人に届く可能性があるはてなダイアリーの方が更新していて楽しい」といったことを言ってあまり同意がもらえなかった覚えがあります。
なぜこうなったかと言えば、恐らくは場の雰囲気に応じて当意即妙に面白いことを言える奴が一番偉いという雰囲気の家庭に生を受けたのと、インターネットに"a-park"として参入した2002年ころに漂っていた自虐系テキストサイトの残照を受けて育ったから。
発端になった 俺のブロガー精神論 - シロクマの屑籠 ではブロガー同士のコミュニケーションについても重きを置いていますが、俺自身はどうもそのあたりをほとんど重視していないようです。
そもそもまずコンテンツとして面白いものを提供できないと言及によるコミニュケーションもなにも無いのでは、と思ってしまったり。
というわけで、SNS上で「いまホットなURL」に対していかに気の利いた短文コメントを付けられるか競争に汲々としている皆さんに、餌を投げ込んでやるくらいの気概でやっていきたいと思います。インターネットの流行は追いかけるものでなく、自分で作るもの。ブロガーなら、それが出来る。
今年も「はてな村の外れに1人で隠棲して謎の実験を繰り返してはたまに自爆している人」みたいなネット上の立ち位置で生きていきたいですね