アニメ版「四月は君の嘘」面白かった
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。
「四月は君の嘘」 | バンダイチャンネル
少し前にバンダイチャンネルの配信で一気に観て素晴らしく面白かったので、当時にTwitterに投げていた感想をまとめてみました。
もちろん恋愛も話の要素ではあるんだけど、それよりも才能と表現者の物語だよなーと その意味で、公生・椿・かをり 三人の関係は三角関係じゃあないな、と思った 椿・かをりの立ってる位置は全然違ってどっちが上とか下とかでない
2015-05-29 21:43:29 via TweetDeck to @a_park
四月は君の嘘、どれか1話取り出すとしたら18話が最高に好きだ Aパートの連弾で高め合ってくところががほんと良かった
2015-05-29 21:53:41 via TweetDeck to @a_park
キャラクターとしては凪が好きです あと地味に良い味を出している三池君
2015-05-29 21:54:25 via TweetDeck to @a_park
あとコンクールのたびに有象無象の連中の描写他ちょいちょい挟まれるのがほんと最高だな
何者にもなれない、みたいな話じゃなくて、既に何者かである連中が””その先””に進む覚悟みたいな要素がとてもとてもとても俺のツボだった>四月は君の嘘
これは悲恋の物語・三角関係の物語でなく、才能と表現者の物語だなあと言うのが見終わってまず思ったところでした。
かをりとのあれこれはかけがえのない時間ではあったにせよ、それすら天才ピアニスト有馬公生がピアニストとして「仕上がる」過程のひとつでしかないというか。
そしてメインの登場人物たちが14歳ながらも既に「何者か」──ひとかどの音楽家になっており、そこからさらに先へ階段を上る覚悟とでも言うべきものを問うてくるタイプの話だったのは俺のツボに大ヒットしたところでした。
「何者にもなれない、何者かになりたい」じゃあないんだよ。「その先」の物語。
四月は君の嘘、中盤過ぎてなんか段々とかをちゃんの顔色悪くなっていって無いかこれ
なるほど pic.twitter.com/H0mkAOrVhn
— a-park(夏コミ1日目F22a) (@a_park) 2015, 5月 27
キラキラした春の出会いから始まり、季節が巡り物語が進んでかをりの具合が悪くなる画面の彩度が全体的に落ちていくというこれなんかが顕著ですが、全体的に演出にとても気を配られた丁寧な作りで良かったです。
音楽家をテーマにしたアニメとして外せない演奏シーンもとても良くできていました。
最終話の公生のピアノ&かをりのバイオリンの演奏シーンなんてほぼ台詞での説明がなし、ひたすら演奏しているのが続くだけなのに二人の間の感情のやりとりが観ているこちらに判るという恐ろしい映像でしたよ。