偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

「恋ではなく」予約特典の早狩武志書き下ろし小説が分厚すぎ

恋ではなく ―― It's not love, but so where near.


シナリオライターを前面に押し出したノベルゲームの予約特典として小説が付属するのは、数は少ないとはいえそれほど珍しいものではありません。
最近では「WHITE ALBUM2」なんかがすぐに思い浮かぶところ。俺が知らないだけで、他にもきっといろいろあることでしょう。


早狩武志の数年ぶりの新作となる「恋ではなく」にも、予約特典として早狩氏自らの手による外伝小説の同梱が予定されています。
前々作「群青の空を越えて」でもメーカー通販特典として書き下ろしの小説(A5版24ページのコピー誌)を同梱していたので、ファンにとってはもうおなじみの特典ですね。もちろん俺もこの書き下ろし小説目当てに1月には予約を済ませていました。
(※すでに予約キャンペーンは終了しています)


そしていま。発売まであと10日を切り、そういえばあの特典の書き下ろし小説の詳細情報は出ただろうか、と公式サイトを見にいけば……
恋ではなく ―― It's not love, but so where near. - 予約キャンペーン上記リンク先の写真から推定するにおそらくA5版もしくは四六判、ページ数248というのはもう普通のハードカバーの本と変わらないんじゃないですか…… まさかそういう方向に予想が裏切られるとは思わなかった……
(5/29 現物を手に入れたので修正 文庫本サイズでした)


ここで思い出したのが、早狩氏が2001年夏コミで発行し2006年夏コミで再版したオリジナル小説同人誌「完璧な心臓」のこと。これもA5版344ページのコピー誌という前代未聞のサイズでした。あまりにも製本が大変すぎてほぼ受注生産のような形になり、2回の頒布を経てもかなり少数しか出ていないようです。


「完璧な心臓」を手近にあったハードカバーと並べてみました。大きさだけなら全く遜色ありません。


右は「群青の空を越えて」メーカー通販特典の書き下ろし小説。今度の「恋ではなく」予約特典は、つまりこの2冊が合わさったようなものだと思えばいいのでしょう。期待が膨らむね。


恋ではなく -It's not love, but so where near. 初回版
恋ではなく -It's not love, but so where near. 初回版