BugBug7月号の早狩武志インタビューがいつも通り過ぎて安心
Bug Bug (バグバグ) 2011年 07月号 [雑誌]
「恋ではなく ―― It's not love, but so where near.」の発売記念として掲載された、本作のシナリオライターである早狩武志のインタビュー目当てに購入。
早狩氏は良くも悪くも主張にまったくブレのない人で、ゲームのスタッフコメント・小説の後書き・自サイトの日記などでいつも同じようなことを繰り返し述べてきています。
その姿勢はこのインタビューでも変わっていないものの、氏の主張がこうして体系立った形で表に出るのはおそらく初めて。全国3000人の早狩ファン必読のインタビューだと思いますよ。
「舞台として酒田を選んだ理由」「ゲームシナリオライターとしてデビューしたきっかけ」「別に本業を持ちながらゲームシナリオライターとして活動すると言うこと」あたりが特に興味深かったですね。
そしてこのインタビューを読んでつくづく実感したのは、「恋ではなく」が早狩氏の恋愛観・創作活動に関する考え方を直球で反映し、そのまま物語の軸にした作品だったと言うこと。デビュー作「僕と、僕らの夏」から数えて4作目、ライターとしてキャリアを積んで名前が売れてきたからこそ出せた集大成的作品なのかもしれません。