今月も付録のおかげで紐で縛ってあって立ち読みできないので購入。
蟲師のDVD付いてました。
げんしけん
半年くらい引っ張った笹原・荻上カップルの話が先月で一段落して、今度は斑目・咲カップルのお話。
徹頭徹尾一般人(イケメン彼氏持ち)の咲に片思いな斑目の哀愁がもうたまりません。
端的に言うと「過去にいろいろあって心を閉ざしてしまった彼女を癒せるのはボクだけ」な笹原・荻上の話はヲタにとって最高のファンタジーというか願望充足であり、ある意味げんしけんの「ヲタの理想郷」を描いている部分を体現するもの。
が、そこで意識してるけど口にも態度にも出せない、向こうからはそもそも異性として見られない(最初は人間扱いすらされない)で結局最後まで何の進展もないという「リアル」な斑目・咲カップルなんてのを入れてくる辺りがげんしけんの絶妙なバランス感覚だと思います。
飛び降り癖等々極端な人物設定の荻上と違い、咲は最初から最後まで多少ヲタに理解はあるとはいえ一般人の範疇に納まっているのもポイントですね。
そしてコマ割と心情描写の巧みさは相変わらず。
斑目が咲を意識しているのが作中ではっきり描写された14話のリフレインをまさか今頃(48話)になって持ってこられるとは思いませんでしたよ。