偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

実家住まいのほうが重視されるというのは意外でした

先日大阪に行ってきた際に、大須では探しても見つからなかった「はるのあしおと ビジュアルファンブック」を見つけて購入してたのを今頃になって開封。


OP&EDムービーを絵コンテもってきてコマ単位で解説してたりドラマCD付いてたりとやたら濃い内容でした。

この種の本としてはかなり頑張っているほうだと思いますよこれ。
世には原作ゲームの人気におんぶに抱っこでそれはそれはひどい内容のファンブックがいくらでもありますからね…(遠い目)


あと、巻末のスタッフ座談会の項で「はるのあしおと」の製作にあたって外注シナリオライターを公募した際の選考裏話が面白かったです。
最終選考の基準が「関東圏の実家住まいであること」って。

コアになる外注メンバーは、関東近郊に住んでいて、さらに実家に住んでいて生活費の心配がないってことが重要なんです。
(中略)
やはり、打ち合わせとかが頻繁にありますから。
家賃とか生活の問題が出てくると、製作に集中してもらえなくなる可能性がありますから……
(中略)
あと、これまでの経験上実家に居る人は逃げない(笑)

…外注シナリオライターの給与体系がどうなっているのかは詳しく知りませんけど、これを読む限りでは物凄い薄給激務に思えますね。


さらに原画担当を決定する際の経緯の話で、

もう一つKIMちー先生を起用する決め手となったのが、「人間的に大丈夫そう」ていうのがあったんです(笑)
結局ゲーム製作で一番問題になるのは人間関係の部分なんです。
それでKIMちー先生に会ったらコミュニケーションを普通以上にとれるし。

つまり人間的に大丈夫じゃない人やらコミュニケーション能力が普通以下の人がざらに居るという事ですか?
なんて怖い所なんでしょうエロゲ業界って。