やんデレ
殺されたい人にお薦めの危険なゲーム「やんデレ」
- チェーンロックをかければ大丈夫だろうと思っていたらチェーンソーで突破してきた某ヒロインに襲われた
- 自室から徒歩1分のリビングで某ヒロインが手首から血を流していた
- 足元がぐにゃりとしたので下を見ると某ヒロインが全裸で自縛して転がっていた
- 某ヒロインの手料理を食べていた主人公が誘惑され、目が覚めたら手首に釘が打たれていた
- 車に主人公を突っ込ませて倒れた、というか轢かせた後から臓器とかを強奪する
- 主人公宅が某ヒロインに襲撃され、泥棒猫も「主人公も」全員殺害された
- 教室からトイレまでの10mの間に修羅場が発生した
- 学校に行けば安全だろうと思ったら、学校で関わる人物が全員ヤンデレだった
- ヒロインの3/3が殺人経験者。しかも殺せばずっと一緒にいられるという都市伝説から「主人公ほど危ない」
- 「そんな危険なわけがない」といって始めたプレイヤーが5時間後血まみれエンドを見ていた
- 「誰にも手を出さなければ襲われるわけがない」とヒロイン全員を無視したプレイヤーが結局某ヒロインに殺された
- 最近流行っている凶器は「チェーンソー」 お父さんの工具箱の隣に置いてあったから
- 主人公宅から半径10mは殺される確率が150%。一度殺されてまた解体される確率が50%の意味
- やんデレにおける殺人事件による死亡者は一ルート平均1.2人、うち0.7人が主人公。
元ネタ:ヨハネスブルグのガイドライン
「せっかくだから(略)大きい順」メソッドにしたがって担任→後輩→幼馴染でクリア後、相殺する幸福と不幸の末路 - やんデレ攻略完了wを参考にCG回収。
まさに同人だから出せたゲーム、まさに同人だからたどり着けた境地。
最近「ヤンデレ」なんてのが流行ってるからちょっと手を出してみるか、程度の人間には刺激が強すぎるので全く持ってお勧めしません。
ほんと違う意味でモザイクが必要なシーンが多すぎですよ。ぼかして書くと「沙耶の唄」系とでもいいますか。
ああいうの無修正はやめてもうやめて(←思い出して気持ち悪くなってきた人)
一ルート3〜4時間程度のボリュームなので「平穏な日常」描写がほとんど存在せず、また各ヒロインとの馴れ初めも描写されない(ゲーム開始時点で既にかなり親しい)のでギャップ萌えという観点からはいまいち。
が、「ヤンデレ」というキャラ類型に付きまとう「凶行を行う美少女」という観点を極限まで推し進めたその表現がある種の高みに到達していることも確かです。
俺個人としてはギャップ萌え成分が多いほうが好きですけど、これはこれで「凄い」(面白い、というのとはまた違うかな)作品だと思いました。
あと、主人公が本当にクソ野郎過ぎて笑いました。物語の半分、いや全てあいつの自業自得です。
<関連リンク>
偏読日記@はてな - やんデレ (CAT’S CAFE)
このblogでの初出。
「時代が俺たちに追いついてきたぜ」なんてこの時は書いていますが、追いつくかれるどころか追い抜かされて置いてけぼりにされた気分です・・・
sixtysevenの日記 - 「やんデレ」レビュー -ネタバレ書いちゃったの?そんなサイト要らない・・・!-
巡回先のレビュー記事。
>ヤンデレとグロシーンはセットみたいな風潮はちと勘弁していただきたい。
というのには激しく同意です。
ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)
- 出版社/メーカー: インフォレスト
- 発売日: 2007/08/29
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まさに「大全」の名に恥じない内容。
キャラの採択基準に多少不満は残りますが、*1「ヤンデレ」という概念についてこの本以上に包括的説明が行われている場は無いでしょう。
ちなみに表紙は「やんデレ」より宮内沙紀。包丁とかやめてもうやめて。
*1:なんでファル様@シンフォニック=レインが載ってないの!?