動画共有サイトで鳥人間コンテストを予習しよう! - YouTubeで観る人力飛行機フライト動画
開催まであと4日となった今年の鳥人間コンテスト。出場者の皆さんはいまごろ最後の調整に追われている頃でしょう。チームによってはまだ制作してたりするけどね!
後輩の応援のために参加する俺も、現地へ飛ぶ飛行機の手配を済ませ荷物の用意も始めて準備万端。それはもう今回の為にデジカメを買ってしまったくらいに。
と、さも知っていることを当然のように書いていますけれど、実際のところ世の中一般には鳥人間コンテストが今週末(7月26日〜27日)に行われると言うことはそれほど知られていない感があります。あくまでもテレビでの放映こそが「鳥人間コンテスト」であり、7月末に行われている実際の大会は地元民もしくは俺のような熱心なファンだけのもの。
やはり生で観てこそ……とは思いますが、編集されたTVにはTVの良さもあり。待ち時間の長い現場での観戦は誰にでもお勧め出来るものではありません。
ではここで視点を変え、TV放映では滅多に観ることの出来ない各チームのテストフライト動画を観てみませんか、と言うのが今回の記事の趣旨。
テストフライト動画と言ってもどんなものか想像もつかない方が大半だと思うので、まずは一つ典型的なものを紹介。
YouTube - TsukubaBirdmanWorks 試験飛行 08/06/15 NO.04 近距離映像
筑波大学が今年6月15日に行ったテストフライでの追走カメラの映像です。TVでは絶対に観ることの出来ないこの臨場感を一般のファンにも是非味わってもらいたい。
ここ2年くらいの間に日本の人力飛行機チーム内で、テストフライトの記録映像を動画共有サイトにアップすることが非常に普及し、ほとんどの有力チームのテストフライト動画を各種動画共有サイト(主にYouTube)で観ることが出来ます。
惚れ惚れするような見事なフライトから、痛ましいクラッシュまで*1。
「タグ:人力飛行機」のYouTube検索結果から探すのも良し、TriManiaXさんのところから探すのも良し。あるところにはいくらでも人力飛行機のテストフライト動画は転がっているのです。
特に後者のTriManiaXはおそらく日本唯一かつ現在もっとも精力的に活動している人力飛行機ファンサイトですので、その見事にまとまったコンテンツは動画以外も一見の価値があります。
こういった裏側の努力も知ってから観ると、似たような機体がだらだら飛んでいるだけに見えた鳥人間コンテストもまた違ったものに見えてくるのではないかと。「墜落するのを見物するのが楽しい」なんてもう言わせない。
<関連リンク>
今回の出場チーム一覧とそれぞれのチームについての解説はid:jinrikiplane氏の以下のエントリが詳しいです。
- 08'鳥コンまとめ(1) はじめに - Unknown -要するに読書日記と人力飛行機-
- 08’鳥コンまとめ(2) 人力プロペラ機タイムトライアル部門 - Unknown -要するに読書日記と人力飛行機-
- 08’鳥コンまとめ (3)滑空機部門 - Unknown -要するに読書日記と人力飛行機-
- 08'鳥コンまとめ (3)人力プロペラ機ディスタンス部門 - Unknown -要するに読書日記と人力飛行機-
また、俺のBlogでの過去の鳥人間&人力飛行機関連のエントリは以下の通り。
- 有力チームが流出する鳥人間コンテストの未来は何処にあるのか? - 偏読日記@はてな
- 鳥人間コンテスト出場経験者の視点から「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」の人力飛行機描写を検証してみる - 偏読日記@はてな
- 鳥人間コンテスト出てきました - 偏読日記@はてな
- 全選手入場のガイドライン@第30回鳥人間コンテスト - 偏読日記@はてな
*1:これでパイロットに大事がないというのが信じられない…