偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

steel craftデモムービー (と、人型機動兵器への雑感)

人類が新たなる小型高エネルギー体「マイクロカーリタス(MC)」を発見。
日本、インド、そして崩壊寸前であったソビエト連邦
そのエネルギーの採掘元を領海内に獲得し、
世界の勢力図が塗り変わってしまった「世界」。
その「世界」ではMCの高出力を利用した「人型工業ワーカーマシン」
通称「Steal craft」が人々の生活に影響を与えていた。
「Steal craft」は優れた機動性と耐久性を兼ねそろえているが故に
兵器としても威力を発揮。
制圧戦においては「steal craft」による二足歩行戦車が 主流を占めるようになる。

どこぞで紹介されていた同人ゲーム「steel craft」のデモムービーがなんとなく気に入ってリピート視聴。
いかにもな第三世代戦車が足元を固める中で街を練り歩く人型機動兵器という図柄は実に燃えます。
そして崩壊しないまま近未来に突入してしまったソ連というのもまた燃える。
本当に訳の判らないものを開発してそうなところが素敵ですね。現実でもあいつらこんなもの作ってるし。



にしても、この世界観を読んでふと思ったのはそろそろ「人型機動兵器の利点=機動性」という観点から自由になる必要があるのではないかという事。

もちろん「〜なところが『現実ではありえない』からこのお話はダメ」という方向に進む気はさらさらありません。
が、どんなにもっともらしく理由付けようが結局のところ人型機動兵器にはロマンや格好良さ以外の現実的利点はほぼ存在しないわけで、それなら娯楽作品として面白くなるような「利点」を設定してくれると楽しいことになるのにと俺は思うわけです。



Ring of Red」のように
「日本を含む極東全域で航空機の使用が禁止された。だから、陸戦兵器として人型機動兵器が発達した」
ぐらい突き抜けた理由付けをしてくれると面白いんですけどね。
普通に戦車使えよ。